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【中学受験】塾別合格実績を比較する際に気を付けるポイントは?水増しはあるの?

2023年11月14日塾選び

塾の合格実績って水増し? カウントの仕組みを徹底解説!塾の実績合計が合格者数を上回る!?

塾の合格実績を見るときのポイントってあるの?

知っておくべきポイントについてまとめます!

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合格実績を比較する際に気を付けるポイント

中学受験のための塾選びで重要視されるデータのひとつ、合格実績。

自分のこどもの志望校にその塾が何人合格者をだしているのか気になりますよね。

しかしこの合格実績は大手塾になればなるほど、みなさんが想像している実績と数字がかけ離れて大きい数字になることがあります。

つまり「大手塾が公表している開成の合格者数を合計すると、開成が公表している合格者数を上回る」というようなことが発生するということです。

なんでそんなことが起こるの?

塾が公表する合格実績は一見すると魅力的に見えますが、その数字の裏側には保護者が知るべき重要な事実が隠されていることがあります。ここでは、塾の合格実績を見る際に気をつけるべきポイントと、本当の意味でお子様に合った塾を選ぶためのガイドを提供します。

合格実績の水増しはあるのか?

実際よりも合格実績の合格数が多めに公表される原因として、以下のようなものがあります。

合格者数が多く見える理由
  1. 複数年度の合格実績を併せてカウントしている
  2. 複数の塾に別々にカウントされている
  3. 系列塾の合格実績を併せてカウントしている
  4. 繰り上げ合格をカウントしている

複数年度の合格実績を併せてカウントしている

例えば去年は素晴らしい合格実績だったが今年の実績はいまいち振るわなかった場合、直近二年分の合格実績を併せて公表する塾や校舎も存在します。

最近は「2024年度の実績」と合格年度を明示する塾が増えていますが、合格年度が明記されていない場合は複数年度の合算実績の可能性があることは注意しておきましょう。

複数の塾に別々にカウントされている

例えばSAPIXに通っている生徒が早稲田アカデミーのNN志望校別特訓講座を受けた場合、その生徒が合格した学校の実績はSAPIXと早稲田アカデミーでそれぞれ1名としてカウントされます。

早稲田アカデミーの合格実績公表ページには、以下の記載があります。(2024年1月時点)

合格者数は、早稲田アカデミーグループ(早稲田アカデミー・SPICA・早稲田アカデミー個別進学館・水戸アカデミー・QUARD、及び早稲田アカデミー海外校)に、塾生として正規の入塾手続きを行い、受験直前期まで継続的に在籍し、授業に参加した生徒のみを対象に集計しています。

テストのみを受験した生徒、夏期集中特訓・正月特訓・その他選択講座のみを受講した生徒は、一切含んでおりません。

早稲田アカデミー公式HPより

一見、特訓講座のみを受講した生徒は合格実績のカウント対象外に見えますが、早稲アカのNN志望校別コースは入塾金をとって入塾手続きを行いますし、授業回数は少なくても受験直前期まで継続的に在籍するため、早稲アカの合格実績としてもカウントされるのです。

また、SAPIXに通っている生徒が学習補完のために他塾の個別指導を併用するなど、複数の塾に同時に通うケースも多いです。

もちろん、この場合も合格した実績は通っていた複数の塾それぞれでカウントされることとなります。

系列塾の合格実績を併せてカウントしている

例えば四谷大塚の合格実績ページには、以下の記載があります。(2024年1月時点)

合格者数は、四谷大塚ネットワークに継続的に在籍し、四谷大塚が開発した教材及び教育サービスで学習した生徒を対象として集計しております。

なお、講習生や公開テスト生などは一切含んでおりません。

四谷大塚公式HPより

つまり四谷大塚の合格実績は直営校舎だけでなく、四谷大塚の教材「予習シリーズ」を使用している準拠塾の合格実績も含まれています。

四谷大塚の準拠塾の中には大手の早稲田アカデミーがあるため、四谷大塚の合格実績には早稲田アカデミーの合格実績が含まれるということ。

四谷大塚の直営教室のみでの合格実績として見てしまうと実際とは乖離した数字となっていることに注意しないといけません。

繰り上げ合格をカウントしている

学校が公表している合格者数とは別に、繰り上げ合格者数があります。

もちろんこの数字は塾の合格実績としてカウントされるため、「学校公表の合格者数より塾公表の合格者数の総数のほうが多い」ということになるのですね。

合格実績の数字に振り回されないために

このように中学受験塾の合格実績の数字は塾によってカウント方法が違うため、あなたが考えていたよりも多く公表された数値を勘違いしてしまい、正しい塾選びの障害になってしまうことがあります。

では、合格実績をうまく把握して塾選びに生かすにはどうすればよいでしょうか?

合格実績を正しく把握するポイント
  1. 塾別の総合格数ではなく、校舎単独の実績を確認する
  2. 合格数よりも合格率を確認する
  3. 塾・校舎に通っている生徒の偏差値帯を確認する

塾別の総合格数ではなく、校舎単独の実績を見る

多くの方は大手塾の総合格者数だけを見てどの塾を選ぼうか考えますが、総合格者数はもちろん塾の規模が大きく校舎数が多いほど合格者数が増えます。

お子さまはその塾のすべての校舎に通うわけではなく、一つの校舎を選んで通うわけですから、塾全体の実績よりも通う予定の校舎単独の実績を確認するべきです。

同じ塾であれば使っている教材やカリキュラムは同じでも、校舎によって教える先生が違うわけですから少しずつ雰囲気が異なります。

通う予定のその校舎がおこさまが目指す学校の合格をきちんと出せているのか確認するようにしましょう。

合格数よりも合格率を確認する

合格数にこだわる保護者の方は多いですが、大切なのは合格者数よりも合格率です。

同じ学校の合格数がどちらも10人の校舎AとBがあったとして、Aは受験した生徒数50名・Bは受験した生徒数20名の場合は校舎Bのほうが合格率が高く、より高い確率で合格させてくれる力があると考えられます。

在籍生徒数が多ければもちろん合格者数は増えます。ただ合格者数のみに注目してしまうと「多くの合格できなかった層」を見落とすことになりますので注意しましょう。

通っている生徒の偏差値帯を確認する

塾や校舎によってどの偏差値帯の学校の合格実績が出ているのか偏りがある場合があるのでしっかり確認しましょう。

最上位校に強い校舎なのか、中堅校に強い校舎なのか、偏差値帯のボリュームゾーンはどこなのか。

大切なのは「自分の子どもが目指す偏差値帯と、通う予定の塾・校舎のボリュームゾーンが合っているかどうか」です。

当記事を監修している中学受験塾「創研学院」の偏差値帯はこちらです!

数字だけに惑わされず、お子さまが通いやすい塾を選ぶ

中学受験の合格実績についてまとめました。

塾全体の大きな数字を見るよりも、通える校舎単独の数字を確認したほうがよいでしょう。

しかし、合格実績の数字だけにとらわれるのも良くありません。

大切なのは、実際に通うお子さまが学びやすい環境があること。

授業が分かりやすいのか、課題管理は塾がやってくれるのか、質問対応は十分な時間を確保してくれるのか。自習対応はどうか。

その辺りもしっかり確認しつつ、お子さまにとってベストな塾選びができるといいですね。

最終的には、数字以上のものを見てお子様が最も成長できる塾を選ぶことが大切です。塾選びで最も重要なのは、その塾がお子様の潜在能力を引き出し目標達成へ導くことができるかどうかです。

困ったことがありましたら、ぜひ近くの創研学院におこしください!

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この記事を書いた先生
マナブレイン 編集部
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