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塾講師のホンネ対談vol.1「算数が苦手な子の共通点と、私たちの指導法」

2019年11月15日小学生, 算数・数学, コラム対談

塾講師のホンネ対談「vol.1 算数が苦手な子 共通点と指導法」

苦手な子が多い教科、算数。保護者の方もできることなら算数が得意な子になってほしいと願うはずですよね。
さて今回は、個別指導塾ブレーン練馬春日校の菊地先生と島田先生のお二人に、算数(数学)が苦手な生徒の共通点や指導法、算数と数学の違いなどについて対談していただきました。

菊地 長年数学を教えていて、数学が苦手になる子は共通点あるなと思っています。まず、当たり前だけど数字への興味が強い子は数学が得意になるかな。

 例えば『平成30年5月6日』。これを見て「5×6で30になるじゃん」と言う子。ちょっとした数字遊びが好きな生徒は数学が得意になる生徒だと思いますね。

 一緒に買い物に行ったときにレジよりも先に合計を計算できるか、なんて勝負するのもいいかもしれませんね。
できたら「すごい!」とほめられますし、数字への興味がわいてくるかもしれませんね。

島田 私は、数学が苦手な生徒は図形を捉えるのが苦手かなと思いますね。
図形を見たときに、それだけで苦手意識を持っちゃう子って多いですよね。もちろん我々としてはどうやってその苦手意識を取り払ってやるかが大切なんですけど。

 私が授業でやってることは、例えば立体図形だと、単に立方体とか直方体という説明じゃなくて、おもちゃの箱やサイコロだとか、身近に使うような遊び道具で例えてあげると定着しやすいかなと思います。

菊地 確かに頭の中でイメージするのって算数とか数学の第一歩だったりするんですけれど、苦手意識が高い子は実物を見ないと判断できないところがあると思うので、実際サイコロを作ってあげたりする事って大切ですよね。

島田 そうですね。私の場合、サイコロを作るのは速いですよー。授業中にパッと作って「ハイあげる」というように(笑)。どういう風に面が向いているかなどを実際に見ることができますし、それが頭の中にイメージとして定着すれば、しっかりと問題を解くこともできると思いますね。

菊地 例えばクイズ番組を見ていて、お父さんお母さんに「答え何?」ってすぐに聞いてしまう子っていうのは、算数苦手の予備軍かなと思いますね。
逆に、「お父さんお母さん、答え言わないで」って言う子は、自分で考えようとする習慣がある。算数のセンスがある!と思ってもらっていいかもしれません。

 子どもたちの場合、「算数は私に向いていない」と拒絶してしまいがちで、それが積もり積もると「数学苦手」ってなるので、そうならないうちに、だから(数学ではなく)算数の時点で苦手にならないってことが大切ですね。

島田 そうですね。中学2年生から「図形の証明」という単元が入ってくるんですね。証明が苦手な子は結構多くて、先ほどおっしゃっていただいた「考える力」が必要だからなんですね。どういう風に考えてそれを自分で表現するか、というところまでが「証明」になんです。答えではなく、「考え方」を問われているわけです。そのような力をどうやって鍛えていったらいいか、そこは私たち塾講師の腕の見せ所ですよね。

菊地 確かに算数は得意だったけど、数学になって苦手になったっていう子は多いですよね。
算数は日常にあることを使って計算したり日常にある図形を調べたりしてっていう科目。数学は、どういう計算をして、どういう途中の考え方をしていくかっていう、途中の考え方まで身につけなくてはいけない科目。なので、全然違う科目といっても言い過ぎではないですよね。
ただ答えだけ出せばいいっていう風に算数で身についてしまうと、数学が苦手になってしまうかなというのはありますね。

 まぁそういう意味では、小学校5年生で習う「割合」の単元は、数学につながる単元といえるかもしれません。計算が得意でも「割合」が苦手になってしまう子って多いですよね?

島田 多いですね。問題を読んでいても、どれを求めたいのかが分からない、何を求めればいいの?って手が止まっている子は多いですね。

菊地 そうですよね。割る数と割られる数って言葉自体が似てるから、どっちがどっちなのというのが最終的に勘になって当たったり外れたりするってありますよね。
「論理的に考える」ということが5年生で初めて身についていくのかもしれないですね。

島田 割合を理解するには、図を描いてもらうのが身につけやすいかなと思いますね。毎回、棒線グラフを描いてもらって「これが元の数だよ、比べる数がここになるよね、じゃあ割合はどうやって計算するのかな」というように声をかけながら指導しています。
図を書くと、自分の中の頭のイメージが可視化されるので、それがイコール「解く力、考える力」になってくるのだと思います。

菊地 その子にとってどんな伝え方が分かりやすいか、それを試行錯誤することが私たちにとっては最も大切なことかもしれませんね。


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