「文化に触れる」は英語でなんていう?海外では通じない5つの和製英語!
『和製英語』という言葉を聞いたことがありますか?
例えば、「アルバイト」という言葉は英語に聞こえるかもしれませんが、実は英語ではありません。アルバイトは、ドイツ語のArbeitに由来する言葉です。
このように、普段英語だと思って使っている言葉は英語ではなく他の国の言葉であったり、日本人が作った言葉であったりするかもしれません。それらをまとめて『和製英語』と呼びます。
今回は、よく耳にする5つの和製英語と正しい表現をご紹介します。
Level up(レベルアップ)?
『レベルアップする』という言葉は、何かの水準(レベル)が上昇する(アップする)という意味でよく使われます。
これは日本人が作り出した言葉です。英語では、「改善する」を表す “improve” を用います。
× I can level up my English.
○ I can improve my English.
High touch(ハイタッチ)?
何か上手くいったときに、チームメートと互いに手を叩くことを『ハイタッチ』と呼びますが、これも和製英語です。
英語では “Hi five” という表現を用います。
× Hi touch!
○ Hi five! (^-^)/\(^o^)
Fried potato(フライドポテト)?
ファーストフードの定番『フライドポテト』、これも実は和製英語なんです。
英語としては通じるのですが、日本人が想像するフライドポテトではなく、文字通り揚げたイモを意味します。
英語では “French fries(アメリカ英語)” または “Chips(イギリス英語)” を使います。
× I like fried potato.
○ I like french fries / chips.
Mansion(マンション)?
高層の集合住宅を日本では『マンション』や『アパート』と呼びます。
マンションはもちろん英語ですが、英語でのマンションは『大邸宅、館』を意味します。
日本人の思うマンションを英語で言いたいときには “Apartment” や “Condo” を使います。
× I live in a mansion.(大豪邸に住んでいるイメージ)
○ I live in an apartment / a condo. (日本人の想像するマンション)
Touch culture(文化に触れる)?
日本語ではよく『文化に触れる』と言う表現を使います。
この『触れる』を直訳するとtouchですが、このままではネイティブスピーカーには伝わりません。
英語で言いたいときには、“experience(経験する)”を用います。
× I can touch Chinese culture.
○ I can experience Chinese culture.
最後に
今回ご紹介した表現を会話の中で使っても、意味を察してくれる人たちは多くいます。
しかし、今回を機に、日常の中で使う言葉は英語圏の人々に伝わるのか、と考えてみてください。
新たな発見や驚きの表現などを見つけられるかもしれません。