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E判定からの大逆転!合格を掴んだ生徒の話。彼を変えたきっかけと周りのサポート【合格体験記】

2019年10月27日高校生, コラム親のサポート, 合格体験記

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竹内崇人 創研学院 河内長野校

合格絵馬

毎年、たくさんの生徒の方が大逆転で志望校に合格しています。

諦めるのは簡単です。しかし、受験直前でもその気になれば逆転は可能です。
今回は大逆転合格をしてくれた、とある生徒の受験までの学習の取り組み方や周りのサポートを紹介いたします。
ぜひご自身の参考にしていただければ嬉しく思います。

大逆転合格につながる最初のきっかけ

第3志望が実は本命校!?

当時中学3年生だった当塾の生徒の話です。
彼は6月に模擬試験を受けました。その結果が思うように伸びなかったので、後日その結果を見ながら生徒と2者懇談をすることにしました。
そしてその生徒の志望校の記入方法を見たとき、伸び悩みの原因が分かりました。

その生徒の志望校はこの順番で記入していました。 

第1志望 K高校(中堅上位校) - D判定
第2志望 S高校(中堅中位校) - C判定
第3志望 T高校(上位難関校) - E判定

以前、その生徒と懇談をした時はT高校が第1志望校と聞いていたのですが、いつのまにか、第3志望校になっており、偏差値では1つランクが下のK高校が第1志望になっていました。

そして志望校判定でもT高校は最低ランクのE判定。

そこで生徒に「本当に志望校が変わったのか、もうT高校は考えていないのか」と聞きました。
すると彼はこう答えました。

T高校に行けたら行きたいですが・・・
難しいかなと思うので第1志望をK高校にしました。

これはつまり、

T高校に行けるものなら行きたいが、自信がないし判定が悪く出るのも嫌なので、より良い判定が出そうなK高校とS高校を前に持ってきた。
しかし未練があるので第3志望に本当は本命校であるT高校を書いた。

ということです。

このように人目を気にして安全圏を第1希望に持ってくる生徒は意外と多く、第2志望や第3志望が、実は本命校であるというのはとてもよくあることなのです。

「行けたら行きたい」ではなく、重要なのは「強い意志を持つ」こと

このような話は例年のことなので、次に私から生徒に話す内容も毎年同じです。

なるほど。T高校に“行けたら行きたい”のですね。
それなら無理です。諦めましょう。

当然、生徒はびっくりした顔でこちらを見てきます。私は話を続けました。

“行けたら行きたい”ということは、今のままの自分でいけるのならいきたい。つまり、努力をして何が何でもいきたいという思いがないということですね。今の実力、今の学習量では到達できないことは模擬試験の判定を見ても明らかです。“行けたら行きたい”ということは、逆に考えると“行けなかったら仕方がない”ということですよね。それでは、合格するはずがないです。

生徒の顔つきが非常に真剣な顔になってきました。

入試直前まで実力をつけることはできます。逆に諦めることは入試直前でもできます。
さあ、今から楽をしますか?

やっぱりT高校に合格したいから、今から本気で頑張ります。

熱い言葉を返してくれました。毎年、同じようなやり取りをしていますが、ここで「本気で志望校を目指す」という強い意志を持つことが、大逆転の合格に必要不可欠なものになります。

志望校を本気で目指すことで得られた変化

実は中途半端だった自分の気持ちに気づき、一生懸命に本気で志望校を目指すことによって得られることはたくさんあります。生徒がどのように変わったのか、実際に起こった変化をご紹介します。

自分のポジションが分かり、苦手科目から逃げなくなった

まず、自分の現在のポジションが明確にわかるようになった、ということです。
それによって、これからどの科目でどのくらい成績を上げる必要があるのかが明確になります。学習の具体的な戦略を練ることができると同時に、今まで自分が避けてきた「苦手科目と向き合う」ことが必要だということが分かり、向き合わざるを得なくなります

一般的に苦手科目は得意科目よりも点数を上げやすい傾向にあります。
苦手科目の場合、一般的に基本的な事項でつまずいていることが多く、暗記をしっかりするだけで、また基本の項目を覚えるだけである程度のレベルまで到達しやすいからです。

もちろん、どんな授業でも、生徒自身が塾での学習内容をきちんと吸収しないと自分の力にはなりません。どうしても聞きっぱなし、やり取りっぱなしで放置しておくと、苦手な科目等は後回しになってしまいます。やるべき学習も「明日から明日から」とダイエットと同じような状態で進まず、気が付けば、目標校は合格からほど遠い志望校になってしまうこともありえます。

そこで、諦めてしまうのか、最後までチャレンジするのか。チャレンジするなら、どのようにチャレンジするのか。そこで結果は変わってきます。
特に、小学生、中学生は頭がスポンジのように柔らかく、吸収力が非常に大きいとよくいわれます。

受験への覚悟が生まれ、効率良い暗記ができた

英単語や漢字、そして社会の用語等、暗記事項の習得は入試でも非常に重要です。

暗記が苦手な方で最も多い理由は「覚えられなかった」というものです。
確かに暗記のコツや暗記の方法がわからないという場合もあります。しかし、覚えられない一番の原因は時間の不足、つまり覚えきる前に諦めてしまうということです。志望高校の合格を本気で目指すためには、覚えるべきものは覚えざるを得ないので、覚えるまでやるしかないという覚悟が生まれ、やりきることができるようになります。

主体的な気持ちが暗記力を高める研究結果も

また、近頃の研究で、記憶するべき情報かどうかの判断を行う脳の中の「海馬」という器官が、好き、嫌いの感情を判断する「偏桃体」という器官の影響を受けるということが明らかになってきました。

「面倒くさい・大変だ」というようなマイナスの思考で覚えるのと、「よし、絶対覚えてやる」という強いプラスの気持ちで覚えるのでは、結果が大きく変わってきます

気合で覚えるといういわゆる精神論はあながち間違いではないのかもしれません。

「わかる」状態で満足せず、「できる」まで解き直しをするようになった

テストの後によく生徒たちが口にする言葉があります。

「本当ならば、あと10点高かったはずだ。」
「後からやったらできた。」
「わかっていたのに難しく考えすぎてミスをした。」

これらは「わかる」問題が「できる」になっていないので起こる現象です。

問題集を解いているときに、前のページを見てすぐにわかった問題や、説明のノートを見返して解けた問題、または誰かに質問をして分かった問題。
これらの問題は説明をチラっと見ただけでスラスラと解けたので、「もう大丈夫だ」と考えてしまいがちです

しかし実際には、これらの問題はやり直しが足りていない場合が多いです。本当にできる問題ならば、前のページを見たり、説明のノートを見返したりする必要はないからです。
つまり、何か思い出すきっかけがあれば解ける問題、逆に言えば、きっかけがなければ解けない問題ということになります。ここでやり直しをして、1人で何も見ずに解ける状態に持っていくことが鍵となります。

志望校がはっきりすることで、足りない点を点数化して考えることができることができるようになります。
惜しい間違いでも全然わからなかった問題でも、減点の大きさは同じです。できるようにするために、確実に点数を取る必要性を感じ、きちんと一人で解けるようになるまで解き直しをおこなうようになったのです。

逆転合格に必要な周りのサポート

声をかけ具体的に褒める

成績が右肩上がりに順調に上がり続ければ良いのですが、残念ながら、きれいに上がり続けるとは限りません。また、科目により、すぐに結果が出にくい科目もあります。志望校を本気で目指すと決意をしても心が折れそうになる時も出てくるかもしれません。

実際に前回面談をした生徒の9月の模試の結果は第一希望T高校(D判定) 第二希望K高校(B判定) 第三希望S高校(A判定)でした。

結果が出ている科目は褒めながら、結果が出ていない科目も、具体的にできるようになっているところを上げ、力は着実についていることを話しながら、絶対に合格しようと声をかけました目標に対し、今の達成度はどの位置にいるのかを話しながら、まだ諦める時期ではないという話をしました。

休憩時間の管理

学習時間はきちんとスケジュール通り〇時から〇時まで頑張ると学習できる生徒は多いですが、休憩時間の管理ができない生徒が意外と多いです。5分休憩するつもりが、いつの間にか10分、20分となり、時間が足りなくなる。また、気が付けば休憩している。といった具合です。

生徒たちの様子を見ていると、わからない問題が出てくると、考えている中で集中が切れ、休憩をとる。また、休憩後科目を変え、せっかくわからない問題で考えていた時間もリセットされてしまうというような効率の悪い学習をしていることがよくあります。

学習するときは時間で決めずに、〇〇ページまで絶対に解き切る。30個全部暗記する。等学習内容で決め、わからない問題がでてきても、飛ばしてでも最後までやりきる。そして、休憩時間はきちんと決める。といった時間の管理をしっかりとする必要があります。もしも、自分の部屋や、家での学習で休憩時間がダラダラと延長してしまうような場合は、自習室を利用する、図書館で学習する等、学習環境を変えるのも一つの手です。休憩時間を管理することで、驚くほど時間が作れるはずです。

また、学習内容を小刻みに分け、一時間かかる学習を30分×2に分けて学習することで、自分の隙間の時間を活用することもできるようになります。

疑問点を残さない

わからない問題はもちろん、たとえ正答であっても納得いかない場合はきちんと質問したり、調べたりして疑問を残さないことが必要です。

また、多分こうであろうといった自信のない解釈もはっきりとクリアにさせることが必要です。テスト中に書き直しをして、前の答えがあっていたというような問題は大体このような自信のない問題で起こります。

多分ではなく、この問題の解法はこれであると自信をもって答えることで、誤答を防ぐことができます。

体調管理に気を付ける

テストで結果が出た後や、懇談をした後でモチベーションが上がりすぎて、オーバーワークをしてしまうことがあります。数日なら結構ですが、無理をして学習をして体調を壊すと元も子もなくなります。

肉体的にも精神的にもしんどくなってくると、燃え尽き始め、モチベーションがダウンする場合があります。明らかにオーバーワークの場合は少しペースを落とさせる必要があります。

偏差値が足りなかった第一志望校に見事合格

大逆転で志望校を合格する方法が「志望校を本気で目指す」という極当たり前の話のようですが、実際に塾で毎日生徒を見ていると、無理ではないかと諦めかけていたり、志望してダメだったら嫌なのでとりあえず行けたらいいか位で考えていたりという生徒は意外と多いです。

今回の生徒は6月の時点で第一志望校に偏差値で12ポイント足りていませんでした。が、12月の模試でB判定、年明けでA判定と順調に成績を伸ばし、見事に合格を果たしました
さらに、周りの友達も彼に感化され、その年は偏差値を10以上上げた生徒が多数出てくれたのです。


例年たくさんの生徒が大きく伸びて大逆転で志望校を合格してくれます。
この時期に身に付けた、「自分では無理」ではなく、「自分だからできる」の自己肯定の力は、これからまだまだ続く人生の中で大きな力となり、さらに成長してくれると確信しております。

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