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中学生・高校生のスマホ依存対策!上手なスマホ使いこなし術とは?

2019年12月20日生活習慣,中学生,高校生

吉川真梨

吉川真梨 個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校

ひと世代前、勉強の敵といえばテレビとゲームでした。

テレビばっかり見てないで勉強しなさい!

もう、お年玉でゲームを買ったばっかりに成績が下がって・・・!

など、どの家庭からもよく聞こえてきたものでした。

さて、この令和を生きるいまの子どもたちは、もっと強力な誘惑と戦っています。
それはスマートフォンです。

ですが、うまくいかないことをすべてスマートフォンのせいにするのはもったいないことです。こんなにも持ち運びやすくて、あらゆる情報にすぐにアクセスできる便利なものはこれまでに存在しなかったでしょう。

このステキな道具を、本当に役立つものとして正しく使いこなすか、それともヒトを溺れさせる悪影響のものにしてしまうのか…?!

もちろん前者でありたいですよね。

今回はスマホをしっかりと使いこなせるようになるための、意識改革の方法を探ります。お子様についてだけでなく、保護者の方にとってもきっと目からウロコであることうけあいですよ!

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スマホに“使われてしまう”人の3つの特徴

気づいたらスマホに没頭したり、依存したりしてしまっている…
そのとき人は、「スマホを使っている」のではなく、実は「スマホに使われている」のかもしれません。

そんな「スマホに使われてしまう」人には、どのような特徴があるのでしょうか。次に上げる3つの項目のうち、一つでも当てはまっている項目があったら要注意ですよ。

①今日なにを優先的にしなければならないか決めていない

ちょっと気分転換だけのつもりが、SNSや動画をついダラダラと眺めてしまい、気がつくとすっかり時間が経ってしまっている… 中学生の保護者の方からそんな心配の声をよく聞きます。

高校生の場合、家での時間だけでなく、通学時間にもスマホに費やしてしまいやすくなりますね。

スマホを見ることに没頭してしまい、本当にその時間にやっておかないといけないことを忘れてしまったり、そもそも、その日中に何をしておかなければならないのか、計画を立てていないことにも原因があります。

②連絡にはすぐに反応しないといけないと思い込んでいる

最近ではあまり見かけなくなった光景かもしれませんが、家の固定電話が鳴ったときのことを思い返してみてください。大事な家事をしていても、「コールが鳴っているうちに電話を取らなくちゃ」とバタバタ走って取りに行ったこと、ありませんか?

いまの子どもたちにも同じことが起きています!

しかも、ほぼ一日中、毎日のようにです。反射的に、スマホの通知が来たら見ないといけない、電話があったらすぐに取らないといけない、と思いこんでしまい、気持ちが常にスマホに向いてしまっている子どもたちもおられます。

もし彼らが大人で、仕事における連絡であったなら、「スピーディーな対応」とほめてあげられることかもしれません。でも、まだまだ子どもです。大人の真似みたいに、真剣な顔で「大事な連絡がきたから」といくら言ったところで、彼らにとっていちばん大事な姿勢は「自分がおかれているその場の状況に、一生懸命に集中すること」なのです。

勉強時間、先生と話し合う時間、部活動の時間、通学時間、目の前にいる友達との時間、家族や親戚と過ごす時間・・・。それらはすべて、子どもたちの大きな未来への財産になっていきます。

③情報を「自分から取りに行く」という意識がない

友達のSNSの更新通知がきたら見る、「NEW」の印がある新着記事はつい見てしまう、関連記事のタイトル画像が目についたらすぐにタップしてしまうなど、情報を「見せられている」状況が当たり前になれば、完全に自分がスマホに支配されてしまいます

でも、「明日の天気はどうかな?傘は要るかな?」と目的を持って天気情報を調べるときにはこんなことは起こりません。「お、くもりだから傘は要らないな」と分かったら、それでおしまい。すぐにスマホから離れられますよね。


このように、なにもかもスマホが悪い!というわけではなく、まず使う私たちそれぞれに、改善するための意識改革ポイントがあるのです。

スグできる!スマホ使いこなし術

さて、スマホにハマってしまう要因が分かったところで、次にスマホと上手く付き合っていくための方法をお伝えします。どれも簡単ではありませんが、意識して徐々に変えていくことが大切です。

タイムスケジュールを立てて自己管理力をきたえる

まずは、タイムスケジュールをしっかりと立てることが重要です。

いわば家庭での「時間割」です。
作る曜日を決めて、1週間単位で管理することをおすすめします。

まず、食事、睡眠、入浴、そして学校や塾の宿題など、毎日の生活に最低限必要な時間を書き入れてみてください。それから、空いた時間で趣味の時間、自由時間を作ります。スマホを使う時間も、「自由時間」に入れてしまいましょう。

そうすれば、見守る保護者の方も安心感が増えますよね。友達とLINEなどでメッセージのやり取りをするのにも、「×時まではだめだけど、〇時になったら既読にできるし返信できるから」と約束しやすくなりますね。

※将来の大学受験を成功させるだけでなく、社会人として活躍できるように育てるためにも、この「自己管理力」は財産になります。自分で何をするのか、それにはどのくらい時間が必要なのかを考えてみることから試行錯誤してみましょう。

返信や折り返し電話のみんなのルールを決めさせる

「すぐに返信や電話をしないといけない」と、がんじがらめになってしまうような関係は、あまり好ましいものではありません。「友達からの連絡ペースに合わせないと…!」と思い込みすぎると、楽しいはずの時間も子どものストレスになってしまいかねません。

もし既読スルーや返信のタイミングについて悩んでいるようなら、相手の人と下記のような返信や電話のルールを決めてみるように促してみてください。

こんなルールを決めよう
  • 待ち合わせ時間の連絡については、連絡を受け取ったその日のうちに返信する
  • 夜10時以降の連絡は見なくてもいいことにする
  • どうしても返信がほしいメッセージには、【お返事ください】と一言添えるようにする。見てもらうだけでいいメッセージとは分ける
  • 勉強中は電源を切ったり、通知を切るんだと、周りの人にあらかじめ伝えておく

子どもたち自身が自分からルールを作り、実践しようという意識を持つように、ご家庭で促していただきたいと思います。

スマホで調べたいキーワードや内容を話し合ってみる

時間の余裕があるときには、ぜひご家族で1台のスマホを取り囲み、話題になっている事柄をキーワード検索してみましょう

保護者の方も、最近気になるキーワードを検索して、それについて「信じられる情報とそうでない情報」がそれぞれどんなものか、子どもと考えてみるのも大切です。

子どものもつ興味関心を把握することもできますので、続けているうちに将来の進路選びのきっかけづくりになることもあります。

子どもから「このニュースって何?」「テレビでやってたあの内容って、どの国のことなの?」と質問が出れば、しめたものです!答えをすぐに教えてあげるのではなく、「一緒にスマホを使って調べてみる」という時間を大切にして、深いコミュニケーションにつなげていきたいですね!

※とくに時事問題は、学校の社会の定期テストで出されることが多いです。まだ、高校や大学の推薦入試などで課される小論文・面接試験でも、社会の動きと、それについての自分の意見を問われます。興味関心の幅を広げるためには、大人の目の行き届くなかでできるだけたくさんの情報に触れさせましょう。

大学受験生になれば、スマホはスペシャルな武器に!?

「分からない」「教えてもらっていない」が通用しない社会

とくに数学と古典で顕著ですが、どの科目においても、問題の解説、解法についての説明のサイトや動画が作られるようになりました。

英語や国語の辞書を引ける環境にないときにも、web上の辞書サイトですぐに調べることも可能です。これらは近年、プロの手によるとても完成度の高いものになってきており、ほとんどが信頼できる内容といえるでしょう。

ということは、「辞書を学校に置いてきたから引けない(勉強できない)」ということも、「先生に質問しに行けないから進まない(勉強できない)」というような言い訳も、ほぼ通用しなくなってきているといえます。

これまでは、「分からない」「教えてもらっていない」と言う前にまず自分で調べてみなさい、という勉強姿勢についての「声かけ」ですませられたことが、だんだんと「答えが分かってからが本当の学習なのだ」という指導の指針になってきています。時代の変化による便利さは、逆に子どもたちをよりシビアな状況に追い込んでいきます。勉強も例外ではありません。

後悔する前に、ネットリテラシーを身につけよう

大学情報を得たり、募集要項を確認したり、出願の手続きをする場合においても、ネットが大活躍します。

休み時間中に使っていたスマホを片手に、「先生、自分の受けたい大学のオープンキャンパスの日が分からないんですよね。それに受験科目も、学校の先生に聞かないと分からないんです」と言う高3生がいます。そのスマホ、こんなときこそちゃんと使わなくちゃ!

先生:「ちょうどよかった、スマホ持ってるじゃない。いちどそのスマホで調べてみてくれない?」
生徒:「え、何をですか?」
先生:「大学のオープンキャンパスの日とか受験科目」
生徒:「え、どうやるんですか?」
先生:「一緒にやろうか?ちょっと見せて・・・。えっと、ここに“〇△大学 オープンキャンパス”と入力してみて」
生徒:「あー!載ってますね!うわ、申し込みが必要なんですね。締め切り、明日までです!」
先生:「そうか、今日分かってラッキーだったね。※のところに自分の情報を入力して送信するんだよ」
生徒:「わかりました!うわー、明日だったら超あせってた・・・」
先生:「よかったね。こうやって情報はしっかり自分で取りに行くんだよ。ちゃんと検索のしかたを身につければ、大学生になっても絶対に役立つからね。」
生徒「はい!」

スマホは、使う人間が主体的に使おうとすればするほど、強力な味方になってくれます。でも、子どもたちにとってスマホは悪いものだ、という固定観念に縛られてしまったままでは、いざ本当に情報を得ないといけないときに右往左往してしまい、結局大人の助けを借りなければ対応できなくなります。

切羽詰まった状況で叱らなくてもすむように、彼らにはしっかりとネットリテラシーを身につけさせることも大切です。

生徒たちは、めざす進路にかかわらず、いつか必ず大人になり、社会に出ていきます。子どもの「成長の証」は、なにも勉強の成績だけで測るものではありません。毎日の生活習慣や意識の積み重ねこそが「成長」につながります。

“スマホを持たせていたから思うように伸びなかった”と後悔するのではなく、“スマホを持たせていたからこそ充実した学習や生活ができた”と感じられていただけるよう、塾もご家庭とともにサポートしてまいります。

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この記事を書いた先生
吉川真梨
個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校 副校長 吉川真梨 記事一覧

2012年から個人別指導塾ブレーン伊丹西野校にて指導。お子様それぞれの個性をしっかり把握し、「お子様の勉強における強み」を活かしつつ、実力UPの方法をアドバイスさせていただいています。

また、保護者の方からの、お子様の家庭学習についてのご相談もいつでも受け付けています。日本語教育能力検定に合格(2011年)し、日本語学校での外国人留学生に対する日本語指導、大学・大学院進学指導の経験も。
趣味は茶道、能楽、名探偵コナン。

【担当科目】国語・英語・小論文・面接指導など
【担当学年】年長〜高校生、大学受験生(国公立大、私立大ともに一般入試、AO入試、各種推薦入試合格指導)