解答力を伸ばすための勉強を99%の人がしていない!(後編)
今回は、「読解力」にスポットを当ててお話させてください。
本文を正しく理解する
読解力はシンプルなスキルだと思います。
ただ、たくさんの文章を読めば読解力はつくんじゃない?
なんてことは言いません。
読解力を伸ばす方法は3つのパーツに分かれます。
「語彙力」
「背景知識」
「読解法」
この3つをバランス良く鍛えることで読解力は伸びます。
生徒のみなさんと現代文を取り組むと
だいたい
「語彙力」
「背景知識」
について意識がほとんど向いていないことがよくわかります。
ですので、今回最も重要なポイントとして特に伝えたいです!
現代文の実力を伸ばす方法って伝えるのは難しいのですが、
ここは明確なのです。
「語彙力」「背景知識」がなければ文章を理解することは絶対に不可能だと。
評論文、説明文、小説文には、普段目にしない言葉もたくさん登場します。
「止揚(しよう)」ってなに?
「弁証法(べんしょうほう)」ってなに?
では、正しい文章読解はできません。
ちなみに、
「18世紀以降の啓蒙主義的自然観」ってなに?
「望遠鏡発明以前の宗教的認識』ってなに?
でも、やはり正しい文章読解はできません。
日本語ですが、英語や古文と同じく
語彙や背景知識について丁寧に学習すべきです。
これらがよくわからないといまいち文章も理解できません。
かくいう学生時代の僕も「止揚」「弁証法」と言われても
ちんぷんかんぷんでしたし、これに気づくまでは、
現代文の成績は乱高下していました(笑)
ただ単に文章をたくさん読めばいいのではないのは
お気づきいただけましたでしょうか。
みなさんの参考になれば幸いです。
そして、気づくのです。
現代文の参考書コーナーに行くと
語彙集が売っていることに。
みなさんの成績アップ、志望校合格を応援しています!