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【小学生】コロナ禍の勉強、こんな不安ありませんか?家庭学習3つの悩みと乗り越え方!

2020年9月16日家庭学習,小学生

吉川真梨

吉川真梨 個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校

コロナ禍での家庭学習、3つの悩みと乗り越え方!こんな不安ありませんか?

今回は、実際これまでに、塾に通われている生徒さんから相談のあった「コロナ禍での勉強の困りごと」をご紹介します。ご家庭でのコロナ禍の受け止め方の参考の一助となれば幸いです。

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友達と習っているところが違う(進度が違う)

学校の進度の違いが子供に及ぼす影響とは?

従来なら教科書に出ている順に習うはずが、進度も学習順もクラスや学校単位によって差が出ている地域の方もいるのではないでしょうか?特に小学生のお子様と保護者の方に大きいのはないかと思います。

とくに週末など、ご親戚同士または家族ぐるみで仲良くされているお友達同士で勉強するような機会もありますね。

例えば「いとこに教えてもらおう」「友達と教え合ってテスト勉強しよう」といつものように一緒に机に向かっていたら、習っているところやテスト単元が全く違うことが分かってとてもびっくりしたというお声を聞きます。

こんなとき、小学生の動揺は大人以上に大きくなりがちです。

自分のほうが進度が速いと気づけば、そのことに安心して雑に勉強するようになったり、
逆に進度が遅いと知れば、他の人は進んでいるのにどうしよう間に合わないよ!と不安になって、肝心の目の前の勉強に集中できなくなったり・・・。

そうです。
進度が違うこと自体が悪いのではなく、子どもたちに「自分はダメなんだ」「自分はすごいんだ」という誤った思い込みをさせてしまう可能性があることに、目を向けていきたいところです。

子供との1対1の会話が重要

そして、このようなお子様のため、ぜひご家庭でしていただきたいことは、お子様との1対1のおしゃべりです。

学校であったこと、楽しかったこと、少し自信をなくしたこと、授業ではなにを習っているのか、今日の宿題はなにで、いつどんなテストがあるのかなど・・・。これまでよりも少し長めに時間を取っていただければと思います。

宿題はなに?
いつどんなテストがあるの?

お子様がいまどんなことに自信を持っていて、何ができるようになりたいのかを聞き出し、ご家庭で共有していきたいものですね。 すぐにきちんとした答えが返ってこなくても、大人から粘り強く質問を重ねていくうちにふと本音が口に出てくることが多いと思います。ぜひご家庭での対話を重ねていきましょう。

自粛中に“習った”はずがよくわからない!

自粛期間中の学びはしっかり身についている?

全国的におよそ3ヶ月に渡った休校期間中は、学校の先生から定期的に宿題を指示されたお子様がほとんどではないかと思います。少しでも早く新年度に学習する内容を進めるべく、新学年の内容の先取りをプリント学習すると形を取られた学校もありますし、学校の先生による授業動画や学習アプリでの問題演習を受けたお子様もおられるでしょう。

さて学校が再開して数ヶ月経ちます。

皆さん、自粛期間中に新しく習った内容について、自信をもって「しっかり身についている」といえますか?

“積み上げ型”の学校の勉強は放っておくと大変!

そういえば、あらためて見直すとわからない部分がある…

もう一度解けと言われたら、できる自信がない・・・

でも、もうこの内容のテストは済んだし、気にしなくてもいっか!

いいえ、そんなことはありません!

今は目をつぶっていてもいいのかもしれませんが、そもそも学校の学びの基本は「つみあげ型」です。

うっかりとすき間(わからないところや苦手がところ)になっている箇所を放置して、次のブロック(学習内容)を積み上げてしまうと、バランスを崩したりして完成度は下がります

そのすき間の箇所によっては、少しのほころびから一気に崩れてしまい、今後立て直すことすら難しくなることもあり得ます。

学習が定着しているか理解度をチェックしよう!

学年を問わず重要なのは、お子様と「今の少し先」を常に見据えることです。もちろん受験生であるかどうかも関係ありません。

次の学年に進んだとき、近い将来に受験生になったときに、きっちりスタートダッシュを切りたいと思うなら、真っ先に確認していただきたいのは「休校期間中に新しく習ったことが定着できているか」です。

自信が持てない内容は、簡単に思える問題であってもていねいに復習し、答え合わせをして理解度を確認しましょう。解答解説を読んでもわからない部分は、先生に質問して解決させましょう。

新しいサービスや教材を手当たり次第購入してしまう

魅力的に見える教材でも、子供に合うかは別問題

AIを使った学習アプリや通信教育教材、動画配信サービスや新しい問題集…
一見するとお子様の学力をアップしてくれそうに思えるサービスや問題集は山ほどあります。

確かに小学生も中学生も学習機会の確保は大切ですが、だからといってやみくもに「勉強によさそうなもの」「成績が上がりそうなもの」をかき集めてくるのはよくありません。

休校期間中、お子様を見守っているうちに強い不安を感じてしまった保護者の方や保護者の方ご自身が「なんとかして自分が子どもに勉強を教えよう」と熱心に試行錯誤なさった方に多い傾向です。

頭を悩ませる母親

保護者の方には、もちろん毎日の家庭を守る役割があり、さらにお仕事をお持ちの方もおられます。「教えようとしたけどダメだった」というご本人の挫折が「やはり何か新しくさせないと!」との焦りになり、あちこちの学習ツールのお試しにつながるケースをよく聞きます。

折しも、どの学習教材、学習サービスを提供する会社も、無料で使ってもらえる内容を拡大し、従来の指導スタイルからITへの切り替えを行っています。そのどれもが手軽で魅力的ですが、それぞれの教材やサービスには特長があり、それらすべてがお子様の現状に合うというわけではありません

その教材、今のお子様に本当に必要ですか?

また、お子様自身が「新しく何かをやってみたい」とお感じになっているならよいのですが、そうでない場合、学校の勉強と、すでに通っておられる塾や前から利用していた学習ツールなどに加えて“新たなツール”が負担になり、結局購入(手続き)したものの使わずじまいでやめてしまうことにつながります。

また、お子様にとって「途中でやめざるを得なかった」という経験はまさに挫折経験になりやすく、自分を責めてしまうこともあります。

”新しい何か”をほかに求めすぎるのではなく、いますでに手元にある教材やサービスの使いこなし方を再確認するのをおすすめします。お子様と「本当に勉強時間が充実し、自分の焦りや迷いが解決する方法」を話し合っていかれるのが一番です。

ウィズコロナ・アフターコロナの学習で大切なこととは?

コロナウイルスによる教育への懸念

2020年は、以前から教育改革のはじまりの年として大きな変化が起きるべきタイミングと言われていました。それが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、予定されていた教育改革の「波」とは異なる様相を呈しています。

今年度のお子様の学習においてもっとも懸念されるのが、長期的な休校、そして感染者が出たときの、学校やクラス単位のおける断続的な休校措置ですね。学校での学びが遅れてしまうだけでなく、それを取り戻すべく駆け足で授業が行われることにより、学習内容理解が追いつかなくなってしまうことが考えられます。

いま目を向けてほしいのは「ソフト面の強化」

そんなコロナ禍真っ只中であった2020年の春夏が過ぎ、教育現場にとっては新年度の入試対策に本腰を入れるべき時期と重なった新たな段階を迎えようとしています。

こんなとき、いわゆる“ハード面”である「学校の勉強カリキュラム」「入試で配慮される学習範囲や入試の変更点」「どんな学習サービスがもっとも効果的なのか」ということにばかり目を向けるのではなく、
“ソフト面”としての「お子様自身の勉強との向き合い方」「ご家庭で満足に勉強させるための決めごと」「入試を含めた教育に関するさまざまなニュースや情報の活用のしかたや受け止め方」を充実させていくのがよいでしょう。

お子様にとってはとくに、“ハード面“は自分の力だけでは解決できるものではありません。突き詰めると、「いくら悩んでみても変えられないこと」であるのが現実であり、受け入れざるをえないのです。そのことについてショックを受けていても始まりません。まず自分がいまできることとして“ソフト面”の強化を図ってください

音読しながら勉強する小学生

すでに塾に通われている塾がある方は、その塾の今後の指導方針や、塾生や保護者の方へのサポートなどを、この機会にあらためてお聞きになるのをおすすめします。

勉強に不安を感じたり、新たなツールを使ってみようと思ったりするときは、ぜひ信頼できる先生に相談してみましょう。ご家庭で悩んでいるときには気づかなかった、第3の視点を得られるかもしれませんよ。

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この記事を書いた先生
吉川真梨
個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校 副校長 吉川真梨 記事一覧

2012年から個人別指導塾ブレーン伊丹西野校にて指導。お子様それぞれの個性をしっかり把握し、「お子様の勉強における強み」を活かしつつ、実力UPの方法をアドバイスさせていただいています。

また、保護者の方からの、お子様の家庭学習についてのご相談もいつでも受け付けています。日本語教育能力検定に合格(2011年)し、日本語学校での外国人留学生に対する日本語指導、大学・大学院進学指導の経験も。
趣味は茶道、能楽、名探偵コナン。

【担当科目】国語・英語・小論文・面接指導など
【担当学年】年長〜高校生、大学受験生(国公立大、私立大ともに一般入試、AO入試、各種推薦入試合格指導)