【大学受験】こんな失敗はしてはいけない!大学入学後に後悔しないための3つの失敗例
大学受験は小学校・中学校・高校でのいわゆる「勉強」の集大成と言っても過言ではありません。「受験」は大学受験が最後です。中学受験・高校受験に成功することももちろん大切ですが、大学受験でこそ最大の成功を収めてもらいたいもの。社会に出るために必要な学びをするのは大学であり、社会に出た時の最終学歴として評価されるのも大学だからです。
今回の記事では、大学受験に失敗しないために参考にしていただきたい、大学受験における大きな3つの失敗例をご紹介します。中学生・高校生、またその保護者様はぜひご覧いただき、参考にしてもらいたいと思います。
目標がないことによる失敗
高校受験に全力投球。完全燃焼。
聞こえはいいですが、高校生活やその先の将来まで見据えていない場合、要注意です。
高校に合格した時の歓喜・開放感・達成感は何物にも代えがたいものです。
しかし、何の目標もなく浮ついた気持ちで入学すると、結局高校の勉強の難しさと量に耐え切れず、思うような成績を取ることができません。喜びの絶頂から奈落の底に突き落とされるようなもので、その後もダラダラ高校生活を過ごし、悲惨な状況で受験勉強を始めることになります。
そうならないためにも、高校入学前から、目標〇〇大学・学年〇〇位以内など、明確な目標を持ち、成功への道筋をイメージして学習に取り組むことが大切です。
浮ついた気持ちは禁物!入学時から将来への明確なビジョンを持つことが大切!
情報不足による失敗
昨今の大学受験は仕組みがとても複雑で、大学合格までの道筋がよく分からない、ということも珍しくありません。高校によっても進路指導や大学への合格の道は様々です。
私立大学入試の情報不足
例えば、県下有数の進学校の場合、主に行われるのは国公立大学合格のための進路指導や授業です。
ですから、そもそも私立大学の情報が不足していたり、私立大学への進学を希望している生徒が受験に必要のない授業をたくさん受けなければいけない、といった事態が発生します。
推薦入試・総合型選抜(旧AO入試)の情報不足
また、進学校の中には推薦入試を積極的に生徒に勧めず、自分の力で勝負といった進路指導が多い場合もあります。進学校に入ったけど、他の高校の生徒はもっと楽に大学合格している…という声を聞くこともあります。
他方、中堅レベルの高校・進学校でない学校では、推薦入試を積極的に生徒に勧め、学校の成績が良ければ推薦入試で希望の大学にすんなり合格できる場合もあります。
受験に必要な学習範囲が不十分
また進学校でない場合、大学受験で必要な学習範囲の指導ができていない場合もあります。頑張って勉強している生徒が入試直前になって「この範囲は学校で習っていない!」と慌てて学習を進めることもあります。
大事なことは「高校でどれくらいの成績を取ればどこの大学に行けるか」という情報を早期に得て、勉強の指針にしていくことです。
高校側の進路指導には高校の特徴が出ますので、高校側のおっしゃることだけでなく、学習塾・予備校・受験専門誌等で、様々な角度からの情報を得ていくことが大学合格に近づく方法かと思います。
大学入試の仕組みと高校の特徴を知ることが大切!
我流の勉強法による失敗
高校生ともなると、学習時間や学習内容について「自分でやります。」と言う生徒が増えてきます。もちろん、これは悪いことではありません。自分で勉強することは非常に大切です。
保護者の方も、小学生や中学生が「自分で勉強する」と言うと不安になる方も多いと思いますが、高校生ともなると、本人に任せようという気持ちの方が強くなるかもしれません。
しかし、本当に自分の力だけで成績を伸ばし、大学受験に合格するというのは非常に難しいことです。自分では頑張っているつもりなのに、努力の方向性が間違っていたり、十分な学習時間を確保できていなかったり、そもそも先生との相性が悪く学習内容を十分に理解できていなかったり…。
自分では学習方法の間違いに気付かずに勉強している場合や、間違っているのにどう修正していいか分からない場合など、自己流の学習には困難がつきものです。
高校の先生の指導を大切にすることも重要ですが、学習塾・予備校といった大学受験に精通した場所で指導を受けたり、勉強方法のhowto本に目を通すなどして、自分が最も理解できる授業を見つけ、最も集中できる場で勉強することが何より重要です。
自分自身だけの力では伸び悩むことも多いので、自分を適切に指導し磨き上げてくれる環境を大切にして下さい。
自分を適切に指導し、磨き上げてくれる環境を大切にしよう!
志望校選びでの失敗
高校3年生になると、最終的な志望校を決めて受験に臨まなければいけません。その際に自分が何を一番重視するのかを明確にしておかないと、大学に入学してから後悔する可能性があります。
価値観は様々なので、時に自分の考えとご家族・ご友人らとの考え方がバッティングすることも多々あります。その中で、将来自分が何になりたいのか、その大学で何を学ぶのか、そもそもなぜその大学を志望校にするのか等をよく考え、話し合うようにして下さい。もちろん事前に大学のオープンキャンパスに行くなどして、情報も集めておきましょう。
単純に偏差値だけで決める、周囲から勧められたから決める、といったスタンスでいると、せっかく大学に合格したにもかかわらず、何か思っていたものと違う…となりかねません。
自分の実力と自分の将来をしっかりと考えて志望校を決定し、後悔のない受験をしていただきたいと思います。
自分が将来どうなりたいか、そのために何を学びたいか、しっかりと考えて志望校を選ぼう!
最後になりましたが、大学受験を目指す方々とその保護者様の一助となれば幸いです。皆様の成功を心から願っています。