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AO入試はなぜ増加?先輩の成功から学ぶ、AO入試に受かる姿勢とは?

2020年1月24日小論文・面接, 高校生

吉川真梨

吉川真梨 個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校

高まるAO入試人気! 生徒が教えてくれた、 AO入試に必要な姿勢とは?

受験生は安全志向。高まるAO入試率。

昨今の私立大学入試は、入学定員管理の厳格化により難易度が上がっています。そのため進学校では、一般入試ではなく指定校推薦入試を狙う生徒が増加し、推薦入試の行われる秋時点で、入学定員が埋まっていきます。

結果、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)では、前年度よりも一般入試の志願者数は減少したにも関わらず、合格最低点は上がり、偏差値も2ポイント上がりました。

また、いわゆる「難関大学のすべり止め」としても受験される摂神追桃(摂南大学・神戸学院大学・追手門学院大学・桃山学院大学)の志願者数は前年度よりも大幅上昇し、偏差値は4~6ポイント上がりました。

2020年度から導入予定の共通テストをとりまく状況も影響してか、引き続きこの「安全志向」は強いと思われます。

そういった「安全志向」の高まりに伴い、近年受験希望者が増えているのがAO入試です。
当初は、一部の受験生だけが希望する特別感のある入試方式でしたが、今では多くの受験生が出願しています。AO入試は「安全志向」のあらわれの一つなのです。

問われるAO入試に臨む“姿勢”

AO入試に臨まれる場合、「一般入試の行われる時期より前に、受験を早く終わらせたい」という受験生本人やご家族、さらに「ガツガツした受験勉強に自信がなく、小論文と面接メインで受験したい」という消極的なモチベーションによる志望理由もあります。

しかしAO入試はそのような「志向」の受験生のために存在しているのではありません。

大学は、高度な学問を追求する場です。
多くの受験生がしがちな「勉強はいやだけど、将来の就職でトクをしそうだから大学に行きたい」という発想ではなく、本当に自分の目指す大学、学部学科の合格を真摯に目指すために、“AO入試に勝てる”受験生の発想と姿勢を持つ必要があります

そういった姿勢を私自身も学ばせてもらった、一人の女子生徒の話を今回はしたいと思います。

某国公立大学AO入試に合格!高3女子生徒の例

彼女は中学生のときから通塾してくださり、高校受験もいっしょに乗り越えました。

そして大学受験を目指すにあたり、高2時点で自分の研究したい分野と内容をほぼ確定。自分で学校の進路指導室やインターネットで大学情報を集めたり、オープンキャンパスにも積極的に参加して、教授と意見交換をしたりしていました。

さらに、志望大学のAO入試情報、練習した内容を集めたノートを自分で作り、どんどん書き留めていきます。

一方で、「もし倍率の高いAO入試で不合格だったら一般入試が待っている。でも、自分は学校の毎日の予習復習と週末課題、早朝補習で手一杯の状態で、とてもじゃないけど受験勉強に自信がない」という不安な気持ちも話してくれていました。

たしかに、中学校から指導させていただきましたが、そんなに器用なタイプの生徒さんではありません。

学校の授業も手を抜かずにしっかり受けたい、
定期テストもいい点数を取りたい、
AO入試の対策もしたい。
学校の行事でも係をちゃんとやりたい、
部活動だってちゃんと結果を残して引退したい!!

彼女なりに目指す高校生活の理想像は、こういったものでした。

とくに高3の7月からは、本人の毎日の焦りをやわらげて迷いなく勉強をすすめてもらうため、毎回の授業の前後や自習では、彼女と何度も打ち合わせを重ねました。

  • 塾の英語の授業では、教科書内容と提出課題の問題集を徹底的に理解する
  • 塾の小論文授業では、ニュースや資料の読み取りをして講師と意見交換をしたあとで、要約とそれに対する自分の意見を、「客観的事実を根拠にして」論じる訓練をする
  • 学校の補習は絶対に参加して、授業内で完全に理解できるようにめざす (なお、面接練習は、学校の先生がマンツーマンで行うため、あえて塾では対策しない)

このように、本人の強い思いと周到な準備の賜物により、彼女は笑顔でAO入試合格を手にすることができたのです。

他の受験生よりいち早く経験した“挫折”

でもそのこと以上に私が強く印象に残っているのは、受験が終わって合否発表を待つ期間に、話してくれたこのセリフです。

自分は結構早くからこの大学に行きたいと思ってめっちゃ準備してきたし、コミュニケーションも高くて自信があるほうやったし、学校の先生や友達からも“あなたなら受かる”と言われた。
まぁたしかに、不安やったけど、なんとなくどうにかなるだろうと思っていた

でもいざ会場に行くと、自分よりもその専門についてもっと知っていて、もっと問題意識を持って取り組んでいる人がたくさんいて、自分ってまだまだなんやと思わされた。受験して分かったのは、自分よりすごい人がめっちゃいるっていうことだった。

先生、私、合格できてるかわからないけど、もし落ちてたらちゃんと受験勉強するからお願いします。

そう、この社会は広く、すべてがつながっています。上には上があって、先には先があります。
ちょっといまの自分に自信があるとしても、それを超えた大きな衝撃を受けるのが、本当の「大学における学び」です。

その始めの挫折や衝撃に耐えきれず、大学入学後にモチベーションを失い、とたんに勉強をやめてしまう学生が数多くいる中、彼女はAO入試受験を機に、他の受験生を二歩も三歩も先取りするように、その「はじめの挫折」を味わいました
きっとこの経験は、大学入学後も社会人になってからも、大きく花開くことでしょう。

次回以降は小説文と面接の対策について、具体的にお話させていただく予定です。

この記事を書いた先生
吉川真梨
個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校 副校長 吉川真梨 記事一覧

2012年から個人別指導塾ブレーン伊丹西野校にて指導。お子様それぞれの個性をしっかり把握し、「お子様の勉強における強み」を活かしつつ、実力UPの方法をアドバイスさせていただいています。

また、保護者の方からの、お子様の家庭学習についてのご相談もいつでも受け付けています。日本語教育能力検定に合格(2011年)し、日本語学校での外国人留学生に対する日本語指導、大学・大学院進学指導の経験も。
趣味は茶道、能楽、名探偵コナン。

【担当科目】国語・英語・小論文・面接指導など
【担当学年】年長〜高校生、大学受験生(国公立大、私立大ともに一般入試、AO入試、各種推薦入試合格指導)

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