【成城学園中学校 2024/2025】入試対策・出題傾向と学校情報
成城学園中ってどんな学校なの?
入試情報と学校情報を合わせてご紹介します!
成城学園中学校 入試問題の傾向と対策
複数回受験が合格しやすい?
複数回受験をした場合、1回目の点数の5%が2回目の点数に加算されます。
また、繰り上げ合格の対象者は複数回受験した生徒が対象となるため、第1志望の生徒は両方の試験を受けることが重要です。
入試問題の傾向と対策
- 小問集合2題、応用小問3~4題の大問数6~7題
- 頻出単元は「速さ・数論」
最初の大問二つは正答率が高い問題が多いため、ここでミスをしないように。比較的易しい問題を時間を図って解き「短い時間で正確に解く」練習をしておきましょう。最後の大問が「数論」になることが多いです。数列など、数字を扱う問題にたくさん触れておきましょう!
- 大問1は漢字、大問2は説明文、大問3は小説。合計大問数は3題
- 選択問題が多いが、文法知識を問う問題はほぼない。選択問題や書き抜き問題が多く、記述説明問題は各大問に1、2問程度。
各大問最後の記述問題は「使用する語句」や「文の形式」など条件が指定されている問題が多いです。指定条件をしっかり確認してから解答し、減点されないように気を付けましょう。
- 大問数は8題
- 物理・化学・生物・地学からまんべんなく出題。
選択問題がメインですが、大問7・大問8に短文記述問題も2問程度出題されます。物理・化学でも計算問題は比較的少なめです。幅広い知識をしっかり身に着けることと、実験結果に対する理由なども含めて理解しておき、記述問題対策をしておきましょう!
- 大問数は2題
- 地理・歴史融合問題1題、地理・公民融合問題1題
地理・歴史・公民に大問が分かれておらずすべて融合問題という珍しい形式です。公民の割合が少なく、地理と歴史がほぼ全てを占めます。地理は図表や資料の読み取り問題が出やすいです。語句だけで覚えるのではなく、地図上での位置も含めて覚えておくようにしましょう!
過去問の効果的な進め方については、以下の記事も合わせてお読みください。
成城学園中学校情報
先生からメッセージ
成城学園中学校の入試広報部長の本吉先生より、本記事をお読みの学生・保護者の方に向けてメッセージをいただきました!
成城学園中学校の指導方針
成城学園中学校では、生徒自身が自分で考えて行動することを大切にしています。創設者が大切にしていた、「天分を伸ばす」「自主自習・自治自律」の考えのもと、各生徒の特性・才能を伸ばす多重知能(Multiple Intelligences)理論を用いて「生徒の力を伸ばす教育」を掲げています。
特色のあるカリキュラム
成城学園中学校では、中高6年間を2年間ごとに区切り、テーマ分けをして学習に取り組んでいます。
<中1~中2> 基礎力の定着・向上
<中3~高1> 主体的に思考力を高める
<高2~高3> 先のビジョンを描く
英語教育は「CEFR-J」をアレンジし、目標を設定しながら進めていく一貫プログラムとなっています。中1から外国の教科書を採用し、英語による課題解決プログラム「GCP」で積極的に英語に触れていきます。留学プログラムも充実しており、中3の3月にオーストラリアの短期留学があり約100名ほど参加しました。今年度からアジアでの課題解決プログラムに取り組む短期留学がスタートします。
また、中1の理科の授業では全体のうち、3分の2が実験となっており、ひとり1台の双眼実体顕微鏡が用意され実験器具の正しい使用法を始めとし、論理的思考力を高める授業が行われています。
定期テスト前には補習があり、「R週間」という名称で実施されています。このR週間中は、各教室に先生が配置され、生徒が自由に質問に行けるような仕組みが導入されています。これは創研学院でいう、「QAタイム」と同様のシステムで、入学後は創研学院で培ってきた”質問するクセ”を活かすことができます。
進路について
高校2年生からコース制を行っており、成城大学進学コース、他大学文系受験コース、理数受験コースの3つに分かれます。内部進学率は50〜60%であり、その場合は基本的に希望する学部・学科に進学することができます。
また、内部進学の権利を持ったまま他大学の受験が可能です。その際に学部・学科への制限は設けられておらず、同じ学部に対しても受験が可能です。
例えば、内部進学で法学部への進学権を持ったまま他大学の法学部を受験し、合格後に進学先を選択することができます。そのため、枠に縛られずに自由に進路を選択することが可能です。
学校設備について
校内には広大な敷地が広がっており、生徒たちを包み込む豊かな自然や、身近な緑、素晴らしいキャンパスを感じることができます。
成城学園中学校は、世田谷区成城の閑静な住宅街に位置し、都心でありながら豊かな緑に囲まれた環境です。幼稚園児から大学生までが集まる校内では、生徒同士の交流もあり、お互いの学びを刺激し合うことができるようになっています。
成城学園中学校入試問題・学校情報まとめ
成城学園中学校では、中学生の時から少し先の大学受験を意識し始めることが可能なカリキュラムとなっており、将来を見据えて自ら学習していく力を育むことができる環境となっています。また、大学も校内に所在しているため、実際に大学生の雰囲気を体感しながら進路を選択することが可能な点も大きな魅力です。
教職員の方々が推奨している「自己思考と主体的な行動」という考え方は、現代の時代に合致しており、中学受験を乗り越えた子どもたちにとって、自由にのびのびと学習できる環境だと感じられるようです。落ち着いた雰囲気を好む子にも、活発で自主的に行動していきたい子にもオススメできる学校です。
併願校のご相談やより具体的な入試問題対策など、お困りのことがございましたら是非お近くの創研学院にお越しください!