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【塾講師解説】子供の読書習慣がもたらす3つの効果とは? ~読書は人生を豊かにしてくれる~

2022年9月30日中学生,小学生,生活習慣,高校生読書

こんにちは。創研学院国分校の山下と申します。

今回は『読書がもたらす3つの効果』と題しまして、特に小学生・中学生・高校生のお子様が本を読むことで得られる効果についてお話します。もちろん大人の方にも当てはまる内容です。

読書の効果は大きく分けて3つあります。

①語彙力アップ

まず最初の効果は「語彙力アップ」です。

「なんだ、そんなことか。当然じゃないか!」と思われるかもしれませんが、お子様が学習を進めていく中で語彙力が豊富であるということは最大の強みとなります。

実際のところ、私も学習塾で国語の指導を担当させて頂いておりますが、経験上、「国語の学習の半分は言葉を覚えること」と確信するくらい、現場では言葉〔語彙力〕の重要性を日々感じております。

もし仮に言葉を沢山知っていれば、説明文や論説文といった難解な文章を読解する際にとても有利になるでしょうし、自分が言いたいことや表現したい気持ちもスムーズに外部に発信〔発言や作文〕することが出来るでしょう。

また、昨今の中学入試や高校入試、大学入試においては教科を問わず問題文自体が非常に長くなる傾向にあるので、読書によって語彙力の強化を図ることは国語の学習のみならず、今後の学習全体に好影響を与えることは間違いありません。

②自然と正しい日本語の使い方が身に付く

次に「自然と正しい日本語の使い方が身に付く」ということ。

書物の中の文章は基本的に正しい日本語(国文法に則って)を使って記されていますので、じっくりと読書をすることにより正しい日本語に触れることが出来ます

多くの書籍を読むことや速読も大切だと思いますが、1冊ずつ、もっと言えば1行ずつ丁寧に何が書いてあるのかをしっかり捉えながら読み進めていくことで、文の構造や文同士の関係、そして段落の構成を把握する力など必要不可欠な能力が身につくと考えられます。

普段の友人との会話や世間を賑わすSNSの世界では略語を用いたり、用件さえ伝わればOKという言葉遣いも随所に見られますので、文章の中で国文法に則った日本語を知る機会を確保することは現代において非常に大切です。

そして、その確保した機会を日常的なものへと習慣化することで自然と正しい日本語を話す、あるいは書く能力が備わっていくことになるでしょう。

③知識人の考えや知恵を共有することが出来る

最後に「知識人の考えや知恵を共有することが出来る」ということ。

これは、読書の効果の中でも一番魅力的なものだと私は考えております。

読書を通して作家や学者など世の知識人たちと対話することが可能となり、何を考えているのだろうかと頭の中を覗くことも出来るのです。

だから、私自身も1日1ページだけでもよいからと読書をするようにしていますが、理由はこの点が一番大きく、何歳になっても勉強になることばかりです。

時々、本当に驚くのは自分自身が迷ったり悩んだりしていることを解決するためのヒントが書物の中にあることで、それを実践することによって、自身が何度救われたのかわかりません。

このように私のような大人でも参考になることばかりなのですから、これから多くの経験を積みながら人生を歩んで行かれるお子様ならばなおさら、知識人達の思考法や人生経験、物語を描き出す際の想像力というのは、お子様たちの今後の糧になり、人生を豊かにしてくれるものだと確信します。

まとめ

以上、これらが私の考える『読書がもたらす3つの効果』となります。この文章を読んで下さった保護者様やお子様が読書の大切さを共感して下されば幸いです。ありがとうございました。

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この記事を書いた先生
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