【中高生】夏休みや冬休み、GW休暇にだらけてしまう!ダラダラ病を克服する4つのアイデア
うちの子、休みはだらけてばっかりなの。。。
ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み、春休み、たくさん休日がありますが、みなさんはどんな休日を過ごすでしょうか?部活で忙しかったり、友達と遊んだり、旅行に出掛けたり、ただただぼんやりと過ごす…なんて話も聞こえてきます。
「良い休日を過ごしたなぁ!」と思う日もあれば、
「勿体無い過ごし方をしたなぁ…」と思う日も・・・
みなさんはそのような感想や後悔を感じたことはありませんか?
例えばゴールデンウィーク、3学期制の中学高校に通っている生徒さんは定期テストを控えている手前、「勉強しなきゃ…」と心のどこかで思っている(はずですよね?)。
しかし、「休みの日に勉強なんてできないよ…」という声を毎年、休みの度によく聞きます。勉強しなくてはいけないと分かっていても、なかなか行動できないという方も多いかと思います。
そのようなお悩みを一度でも感じたことがある方へ、『勉強面で休日を充実させる方法』を紹介します。
「やる気」はある?ない? やる気の有無を確認する
まずは自分の気持ちを確認してみましょう。
「やろうと思う、やった方がいいってわかってるけど…できない」
なのか
「そもそもやる気がない」
なのか。
冷静に考えて、やった方がいいと思っているのかやらなくてもいいと思っているのか、考えてみましょう。
もし、やらなくてもいいと思っている自分がいるのであれば、中途半端にクヨクヨせずに「やらない」という選択肢を選んでください。
半端な気持ちで休日を過ごす方が不健康です。思いっきりストレス解消して、明日から切り替えてがんばるという前提で「やらない」という選択をすることも間違いではありません。
そして、少しでも不安が残ってしまったり、やらないといけないことは何となくわかってる…という人は、少しでもやるという方向性へ舵を取るとして、つぎに何をやるべきかと考えているか、を自分に問いかけてみましょう。
何をやるべきかについて明確な答えが用意できた人はバッチリですね。
あとは、それをやればいいんです。
やるべきことがわからないときは
でも、普通はそれが分からないからダラダラしてしまったり、やる気が起きないよ~!とか言ってしまうわけです。
ちなみに、忙しいときは「アレやらなきゃ」とか「コレがやりたい」とか思うのですが、いざ休みに入ると一向にやる気が出ない!ということもありますよね。
(社会学用語で「アノミー」と言われています)
入試直前の受験勉強中は「終わったら遊びに行くぞ!」「ゲームするぞ!」などと思っているのに、合格発表後に時間がたっぷりあるにも関わらず、なぜか色々とやりたくなくなった、そんな経験をしたことありませんか?
これは、誰にでも起こる心理作用です。
面白いもので、忙しい人が人間は生活を充実しているっていう実感が湧くのですが、急に暇になると無気力になっちゃうんですね。
何をやるべきかっていう問いに答える必要はなくてですね、実は決め付けてしまうのがいいんです。
「~べき」で語ると正解不正解がおのずと出てしまうわけで、そんなこと考えるだけ無駄です。
何をやるべきか決めていない場合は、えいやっと決めてしまいましょう。一日10分でもオッケーです!
全くやらないよりは、とっても良いです。もし1分だけがんばれるのならば、0よりもはるかに良いことですし、10分できたのならば1分よりも10倍凄いです!
コツは「何をやるか」にこだわらないということです。
プレミアムな時間をつくって優雅に過ごす!
土・日や連休はクラブ活動や家族のお出かけ、友人からのお誘いなど、予定、計画通りにはなかなかいかないものです。
そこで、一つのコツとして、午前中にやるべきことをやってしまう!というのがあります。
休日の午前中は意外と予定は入らなかったりしますよね。クラブ活動とかがあるのであれば仕方がないですが、もしも予定のない午前の時間があれば、その時間を有効活用しましょう。
それと、休日は「寝溜め」とかしてませんか?
基本的なことですが、睡眠時間を貯めるという意味では、そもそも人間は「寝溜め」ができません。普段のリズム以上に長時間寝続けると、かえって体調を崩したり、記憶力などの能力低下につながります。
寝過ぎは脳に悪いのはアタリマエなのです。
つまり、あえて休日だからこそ、早起きがオススメ。すごくプレミア感がありますよ!
部屋の掃除したり、宿題をやってもまだ時間が余っている!
しかもまだ昼前…という贅沢な時間の流れを感じることができます。
何度かその充実感を味わうと癖になりますよ。
実は私も、普段は何があっても、どんな時間に寝ても8時起きです。
(これでも学習塾の先生としては相当早起きな方です)
しかし、貴重な休日は朝6時起きが原則です。
テレビも面白いのがやっていない時間帯からやるべきことを済ませると、お昼ご飯の時間には全て終わっています。
午後は歴史散策に行こうか、本でも読もうか、サイクリングに出かけようか、と食後のコーヒーを飲みながら考えるというとても優雅な時間を味わえたりしますよ。
「だらしなさ」が役に立つ!
「段取り」、していますか?
たとえば前日の夜に、明日やろうと思っている学校の宿題や塾の課題、問題集などを机の上に置いておく。「何をしよう」と考えることからいつもスタートしていると、なかなか踏ん切りがつきません。
勉強など積極的にやりたくないことほど、この「段取り」が大事。
やり終える最後のタイミングで、次回はコレをやろう!と決めてしまって、段取りするんです。ただ出しっぱなしになっていてもオッケーです。
実は人間には中断したことの方が記憶しやすい、興味を持ちやすいという心理効果があります。
例えば、ドラマの次週予告とか、続きが凄く気になったりしませんか?
「キリのいいところで」と良く勉強では言いますが、キリのいいところで終えてしまうとかえって次がスムーズに始められないのです。
むしろキリの悪いところであえて終わるようにしておくと、続きの勉強がリスタートしやすいんですよ。これも一つの段取りなんです。
一見、ちょっとだらしなく見えることを紹介しましたが、考えてやる分にはだらしなくありません!あえてそうしているんです!
もしも、保護者の方に「片付けなさい!」と言われたらそう答えてくださいね。
でも散らかしっ放しにはせず、ほどほどにね。
場所の力を借りてみる!
勉強は自分の机だとやらない(やれない)という人は、思い切って場所を変えてみましょう。
昔々、欧陽脩(おうようしゅう)という中国の偉い人がおりまして。
彼は文章を考えるのに3つ都合の良い場所があると言いました。
それは「馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)」の「三上」であると。
これは、馬上=移動中、枕上=布団に入っているとき、厠上=トイレに入っているとき、ということです。これ、経験則上、結構当たってるなぁと思っていたのですが、どうやら科学的な裏付けもされていると聞いたことがあります。
「勉強は机でやる」という常識を、一度覆してみてもいいかもしれません。たとえば、図書館。電車の中。他のお客さんに迷惑にならない範囲で、カフェなど。
卑近な例になっちゃうけど、実は私が大学院時代にやっていた勉強法はこんな感じです。
覚えたい内容をメモした手帳や参考書を絞って、電車に乗ります。
各駅停車に乗って終電までGO!
電車に揺られて休日の暖かい日差しを窓から浴びながら、暗記です!
元の駅に戻ってくるまでに覚えるルールで、戻るまでに覚えられた場合は途中下車して駅周辺を散策するご褒美付きです。
数百円でだいたい2〜3時間集中して勉強できました。
あまり多くの荷物も持っていけませんので、「やる内容を決めてしまう」というルールにも従った効率学習です。
時間は有限。悩む前にちょっとでも取り組んでみましょう
「何をしようかなぁ」「めんどくさいなぁ」「でもやらないとだめだよなぁ」とか考えている時間がもったいない!
例えば、3連休の3日間で午前中3時間だけでも勉強したならば、3×3×60=540分!
午前中頑張って4時間、夜復習2時間頑張れば…3×6×60=1080分!
テスト前のこの時期、こんなにゆとりのある時間はなかなか取れません!
やらないよりちょっとだけやる方がはるかにグッド!
ちょっとだけよりもうちょっとの方が何倍もグッド!!
ちょっとだけでもやらないよりも絶対プラスだ!と割り切って、まずは少しずつでも勉強に取り組んでみましょう。