【玉川聖学院中等部 2024/2025】入試対策ガイドと学校情報
玉川聖学院ってどんな学校なの?
入試情報と学校情報を合わせてご紹介します!
玉川聖学院中等部 入試問題の傾向と対策
入試形式
- 一般入試(2科目・4科目)
- 適性検査型入試
- 多文化共生入試(帰国子女入試)
玉川聖学院の入学試験は3つの形式があります。
このうち適性検査型入試は都立中高一貫校を受ける生徒の併願用の入試形式で、多文化共生入試は帰国子女用の入試です。
一般入試は複数回受験が合格しやすい?
2月1日から2月3日まで合計4回行われる一般入試のうち、「第一回を含む複数回」を受験するとそれぞれの回の各科目獲得得点の「いいとこどりをして合算」し合否判定されるため、単独受験よりも合格しやすくなります。
玉川聖学院が第一志望の方は、第一回を含む複数回受験するようにしましょう。
入試問題の傾向と対策
- 四則演算1題、一行問題1題、応用小問4題の大問数6題
- 頻出単元は「割合・濃度・速さ・角度・面積体積」
難易度の高い問題を練習するよりも、比較的易しい問題を時間を図って解き「短い時間で正確に解く」練習をするとよいでしょう。出題単元はかなり偏っているので頻出単元は特に時間を取って対策しておきましょう!
- 文章題は説明文1題と小説・随筆文1題の2題か、本文が長めの小説・随筆文1題
- 漢字や文法が1題、合計大問数は2題か3題
- 書き抜きや選択問題のほかに「30~60字程度で説明しなさい」が2題程度、また条件付きの短い作文が出されることが多い
本文中のキーワードを拾って記述・説明する問題は、過去問を解いて塾の先生や保護者の方などにポイントを押さえて記述できているか確認してもらいましょう。慣用句・ことわざや四字熟語もかなり出題されやすいのでしっかり語彙を増やしておきましょう!
- 大問数は4題
- 物理・化学・生物・地学から1題ずつ出題されることが多い
選択問題がメインですが、短文記述問題も数問出題されます。丸暗記ではなく理由も含めて理解するようにしておこう!物理・化学では計算問題が出るので、正確に早く解く練習や、自分がどういうケアレスミスをしやすいのか把握しておくと得点率がアップしますよ!
- 大問数は8題
- 地理2題、歴史2題、公民2題、融合問題2題
全て選択問題か語句を書いて答える問題で、記述問題はありません。地理は図表や資料の読み取り問題が出やすいです。語句だけで覚えるのではなく、地図上での位置も含めて覚えておくようにしましょう!
過去問の効果的な進め方については、以下の記事も合わせてお読みください。
玉川聖学院学校情報
学院長からメッセージ
玉川聖学院中等部・高等部 学院長の安藤先生より、本記事をお読みの学生・保護者の方に向けてメッセージをいただきました!
立地とアクセス
玉川聖学院へは東急大井町線 九品仏駅から徒歩4分で到着します。(東急大井町線/東急東横線 自由が丘駅からも徒歩6分となっています。)
九品仏駅を出たら九品仏商店会を通り等々力通りから線路横の道へ、と行程も分かりやすいです。
玉川聖学院の3つの教育方針
- 「かけがえのない私」の発見
- 「違っているから素晴らしい」
- 自分の可能性・使命の発見
①『かけがえのない私』の発見 ~ありのままの自分を生かす女子教育~
神は一人一人の人間を、かけがえのない存在として造られ、人の言葉・評価によってその人の価値が左右されることはありません。神の愛が語られる毎朝の礼拝で安心感と力を受け取ります。そうした学校生活を通して、ありのままの自分に向き合うことで、存在することの素晴らしさ、神に愛されている自分の今に気づき、自分自身を生きることに目覚めていきます。それが学ぶ意欲と生きる力を人に与えてくれます。
②『違っているからすばらしい』という発見 ~他者と共に生きる人格教育~
人は「自分の素晴らしさ」を認識すれば、自然と「他人の素晴らしさ」を認めるようになっていきます。学院長より「友情の学び直し」という言葉があり、その言葉の通り玉川聖学院では、多彩な学校行事が用意されており、自分とは異なる人々・これまで友達になったことのない人々に出会っていくため、人と向き合い、互いの特性を認め合う時間をもつことができます。
様々な行事の後には手書きでレポートを書く機会が設けられており、自分の体験を言葉にすることで、一歩一歩自分の”今”を確かめていくことができます。
また、部活動や生徒会活動、ボランティア活動などの特別活動では、人との繋がりを育むことがきます。
こうした学校生活を通した「他者との出会い」は、玉川聖学院の総合人間学習の中で自分の言葉となり、「多様性」(Diversity) への意識を深めていきます。
③ 自分の可能性、使命の発見 ~世界をつなげる国際教育~
日々、断絶を繰り返す社会の中では常に他者とつながり続け、平和を創造することが必要です。
「やりたいこと」よりも、「できること、やるべきこと」を。人間一人ひとりの存在と力によって救われる人々がいることを忘れてはいけません。
玉川聖学院独自の「他者を思う」国際教育を通して、自分の特性を発見し、心を磨き、自分の使命を見つけられるだけの悩みを学ぶことができます。
玉川聖学院の教育の特色
1. キリスト教に根ざした教育
毎朝の礼拝に始まり、週に一度の聖書の授業を通して、キリスト教を学んでいきます
2. 基礎を重視する中等部
国語では月例の漢字テストや音読カードによる音読チェック、読書の記録をつけ自学自習を身につけていきます。
英語ではOxfordのテキストにあわせ、豊富な語彙力を中1から身につけていきます。また英検を全校で実施しています。全員参加のレシテーションコンテストもあります。
数学では問題集の提出、月例テスト、プリント学習やテストノートによる復習を通じて勉強していきます。
英数では習熟度別のクラスを1年最初のテスト以降実施しており、得点下位15%には土曜日補習を実施してフォローアップを行なっています。
また、“3点固定の生活の徹底”を意識。【起きる時間】【学習開始時間】【就寝時間】を記録し、課題内容や学習内容、読書の記録をとっていきます。この記録を提出することで、保護者や担任からコメントが記述されます。
3. 自ら調べ、発表する機会
中学3年生の時には修了論文があり、総合学習の集大成として、論文を発表します。
4. 体験を通じた学習
TAP(玉聖アクティブプログラム)5つのテーマ(地球共生、サイエンス、言語コミュニケーション、芸術・メディア、人間社会)ごとに分類された選択授業と体験プログラムの情報提供によって、主体的な体験学習を促進するシステムで、複数の教師から個々に合った適切な学習指導とアドバイスがあり自分の適性診断や進路選択にも役立ちます。
5. 一人ひとりに合わせた進路指導
SAC(スーパーアドバンストコース)ゼミというものがあり学校に19:30まで残って勉強したり勉強合宿をやったり、担任ごとに大学入試に向けた面接練習などを行います。高2からは文理に分かれて志望校に向けた学習が始まります。
6. 独自の授業「総合科人間学」
高校1年生2年生の時には人間についての探求から死について考えることの意義など様々なテーマを持って、勉強していきます。このような特色を通じて、世界をつなぐ心を育て、一人ひとりに最善の進路へと繋げます。
玉川聖学院入試問題・学校情報まとめ
玉川聖学院中等部の入試情報と学校情報をまとめました。
入試対策や学校情報で、一つでも具体的にイメージできて参考になっていればうれしいです。
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