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【国語文法】品詞分類のコツ!品詞の見分け方4つのポイント!

2019年4月10日小学生

国語の文法問題に苦手意識を感じている人は多いかと思います。しかし実はちょっとしたコツをつかめば簡単に点数に結び付けることができます。今回説明する点を参考にして、ぜひ文法を得点源にしていただきたいと思います。

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品詞の分類問題の攻略法

「次の単語について、品詞名を答えなさい」という問題を苦手とする人は多いです。このタイプの問題の攻略法はズバリ「品詞の分類表を上からたどっていく」ということです。

品詞の分類表で気を付けなければならないポイントを以下に説明します。

チェックポイント ① 自立語と付属語

自立語はそれだけで意味が通じる言葉、
例えば「机」「走る」「美しい」などです。

それに対して付属語は、それだけでは意味が通じない言葉、
例えば「が」「を」「らしい」などです。

チェックポイント ② 活用する言葉と活用しない言葉

活用とは、「言葉の最後の部分が変化すること」です。
これだけではわかりにくいので、「~ない」を付けてみた時に言葉の最後の部分が変わる言葉、と考えてもらえればよいです。

例えば、「走る」という言葉に「~ない」を付けてみると、「走らない」となります。

「走る」+「〜ない」→「走らない」

「ない」の直前の部分が変わっているので、「走る」は活用語であるといえます。

また、「美しい」に「~ない」を付けてみると「美しくない」になります。

「美しい」+「〜ない」→「美しくない」

これも「ない」の直前の部分が変化していますので、「美しい」は活用語となります。

チェックポイント ③ 活用する自立語 = 述語になる = 用言

用言は、動詞・形容詞・形容動詞の三つです。
これらを区別する基準は次の通りです。

  • 動詞 ウ段の音で終わる
  • 形容詞 「〜い」で終わる
  • 形容動詞 「〜だ」で終わる

チェックポイント ④ 非活用語の区別

主語になるかならないか、すなわち助詞の「は」、「が」をつけられるかどうかで区別します。
非活用語のうち、主語になれるものが体言すなわち名詞です。
主語になれないものは、感動詞・接続詞・副詞・連体詞となります。
そのうち、用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾するものが副詞、体言を修飾するものが連体詞です。

例えば、「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」は、「歩く」速度がどの程度なのかを説明しているので副詞になります。
また、「あの本」の「あの」という言葉は、どの本なのかを説明しているので連体詞です。

「~ない」の区別

中学入試の文法問題で、
『「~ない」を使った以下の文のうち、文法的に異なるものを選びなさい。』
という問題が出ることがよくあります。
「~ない」の問題については、形容詞の場合と助動詞の場合を区別する必要があります。
これらを区別する基準は次の通りです。

「ない」を「ぬ」に置き換えることができるもの → 助動詞の「ない」
「ない」を「ぬ」に置き換えることができないもの → 形容詞の一部

では、実際に例題を使ってこの方法を試してみましょう!

例題1)「もう一歩も歩けない。」の「ない」は形容詞・助動詞のどちらでしょうか?

「もう一歩も歩けぬ」というように、「ない」を「ぬ」に置き換えることができますので、助動詞です。

例題2)「せつない気持ちになる。」の「ない」は形容詞・助動詞のどちらでしょうか?

「ない」を「ぬ」に変えてみて、「せつぬ」?おかしいですよね?
ですから、この「ない」は形容詞となります。

「れる」、「られる」の区別

「れる」「られる」は助動詞であり、受身・自発・可能・尊敬の4つの意味を持ちますので、これらを区別することは大変です。
しかし、以下の基準を用いれば、これらの4つの意味を確実に区別することが可能になります。

①形式で区別できるもの
 ア.気持ちに関係する動詞「思い出す」「泣く」とセットで使われる → 自発
②文脈で判断するもの
 イ.「~できる」という意味になるもの → 可能
 ウ.身分の高い人が主体になっているもの → 尊敬
 エ.「~に」にあたる言葉がついているもの → 受身


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この記事を書いた先生
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