苦労せず勉強できる人は「達成感=成功体験」を意識していた!効率のいい勉強法「基本のき」
はじめに…
勉強してるつもりなのに、思うように結果がでない…
モチベーションが続かず、ついだらけてしまう…
自分に合った勉強法がわからない…
いろいろ勉強についての悩みは尽きないものです。
しかし、そもそも「勉強についてのモチベーションがない」「効率の悪い勉強をしている」「勉強法自体が自分に身についていない」という悩みがあるからこそ、逆にこれらを改善すれば飛躍的に成績、学力UP、さらには志望校合格に繋がっていきます。
本記事では、勉強にお悩みの方への"処方箋"として、個別指導コースに携わる講師たちのアンケートをもとにおすすめの勉強法をご紹介します。
今回はPart.1ということで、学年・教科関係なく大前提として皆さんに知っておいてほしい「基本のき」をお伝えします。
Part.2以降では、学年別に具体的な勉強方法をお伝えする予定です。
実は効率が悪かった!?お勧めできない勉強法とは…
- ノートをまとめる作業だけで大満足。「これでOK!」と学んだ気になってしまう。
- 問題集を使って演習したけど、見直し(問違えたところの解き直し)をしていない。
- そもそも暗記大嫌い!暗記すらしないでテストへ突入。
- 一度で全てを覚えようとする。頑張って覚えてもその記憶、一晩で消えてしまいます。
- 睡眠時間を削って一夜漬け。体にも頭にも良くない最悪な勉強法です。
①〜⑤にあてはまってしまった方、あなただけではありません。
今までほとんどの人がやってしまった失敗例です。
これから改善すれば何の問題もありませんね。
勉強って何のためにするの?という答えのヒント
何のために勉強するの?
この質問、絶対に1回はしたことがあると思います。
どんな答えが返ってきたでしょうか?
自分のためになるから、するんだよ。
確かにそれは大切なことです。しかし「自分のため」とはどのような意味でしょうか?
学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる、
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。
アルベルト・アインシュタイン
これは『相対性理論』を提唱した有名な理論物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉です。
目の前にあるテキスト、問題集、教科書、参考書…そこに知らない"知“が溢れています。
「知れば知るほど楽しくなる。」「知的好奇心を刺激して、ますます学びたくなる…」
これがプラスのサイクルです。このサイクルに自分を組み込んでいく。これは他ならない自分自身が気づいて行動するしかありません。
マインド・セット〜勉強に向かうための原動力〜
前述のように、プラスのサイクルに自然に入ることができれば何も苦労することはありません。
やはり、勉強に向かう原動力、つまり"きっかけ“が必要なわけです。
そのきっかけとはズバリ【達成感を得ること】です。小テストでもなんでも構いません。
「勉強したらできた」「やらないよりやったほうがよかった」等、どんなに小さくても成功体験をすることが大切です。その成功体験を通じて、次の勉強への足がかりになり、やがて大きく達成感を得ることになります。
達成感を得ることで次の目標が設定され、その目標に向かって進む、まさに原動力となります。そして点数つまり成績が上がることは後から力がついてくることになります。
この“きっかけ"をどれだけ早く自分で気づくか。捉えるか。
私たち個別指導コースはそのためのトリガー(引き金)的役割を担っています。
学年や教科に関わらず有効な勉強法
授業を真剣に受ける【授業は真剣勝負。全集中!】
前日までに予習をすることにより、当日の授業の印象が残りやすく、記憶の定着にもつながりやすいです。
特に英語、国語などの文章をあらかじめ読んでおく、分からない語句、単語を調べておく等が有効です。
プリントに書いていないことを授業中に説明してテストに出す先生もいます。
逆に、定期テストでは授業で習ったこと以外はあまり出ないので授業を真面目に受けることが定期テスト高得点への大前提になります。
ノートは2つ用意し、取り方を徹底する
ノートは主に以下の2つです。
①知識をインプットすることを前提とする「授業ノート」
②知識のアウトプットに利用する「問題演習ノート」
「授業ノート」は学校の授業での板書、先生のコメントなどを書き写すことで復習として利用するためのノートです。できるだけ丁寧に、授業に集中しつつ、書き留めましょう。とにかく字は丁寧に。後で見てもわからないノートは意味がありません。
また、色ペンは自分なりの規則、あるいは先生のクセの通りに色分けをしましょう。視覚的な記憶にも役立ちます。
特に英語は、左ページに英文と初めて出てきた単語や意味を忘れてしまった単語を、英語、日本語に色分けして書いておき、右ページに授業で習った内容や和訳、文法事項などを書いておくと便利です。
後者は問題集のページ、日付、タイトルを必ず書いておき、まずは問題に取り組みましょう。問題演習は解くことも大事ですが、それ以上に見直しが大変重要です。
間違えた問題は解説を見てから、そのまま解説を丸写しするのではなく、自分なりにコメントを交えながら直すことをおススメします。
下の写真は参考例です。
とにかく書いて、手で記憶する
裏紙や途中まで使用したノートの残りなどの紙に、覚えたい単語を書きなぐり、手で記憶します。テストや受験直前期にはスピードも重要です。
この場合に限りますが、綺麗な字で書く必要はなく、手を動かすことが肝心です。
間違えた字で覚えてしまうとあとで覚え直すのに苦労するので気をつけましょう。
終わりに
まだまだ紹介しきれないもの、巷でよく言われている勉強法…
たくさん勉強法というものは存在します。
いずれにしても、「自分なりの勉強法を確立して、楽しく勉強すること」。
これが成績、学力向上、志望校合格へと繋がっていく秘訣だと考えています。
担当の先生に勉強法について尋ねてみてください。
必ずあなたにとって至宝の勉強法、勉強するためのヒントを教えてくれるはずです。
「勉強は何のためにするのか?」という問いに対する答えは、他ならないあなた自身がみつけるものなのです。