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中学生の宿題攻略法!『中1の壁』を乗り越えるためのヒント集!

2019年11月7日中学生,予習・復習宿題,中学1年生

吉川真梨

吉川真梨 個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校

「中1の壁」どう攻略? 宿題は小学校とこんなに違う!

中学に入学して直面する「中1の壁」は、多くの生徒と保護者にとって予想外の課題です。この時期、子供たちは自己管理能力や集中力を必要とされ、学校生活の急激な変化に適応しなければなりません。そこで、本稿では中1生が直面する具体的な学習上の問題を詳細に掘り下げ、その心理的、社会的背景に光を当てていきます。

宿題が終わらない、授業についていけないといった一見単純な問題の背後には、大きな変化への不安やプレッシャーが隠れています。

「中1の壁」とは・・・
  • 生活環境、人間関係などの大きな変化を受けて学校が楽しくなくなってしまう。
  • いじめや不登校などの問題が発生する 。
  • 学習環境の変化により、勉強についていけなくなる 。

その要因としては、

  • 定期試験のプレッシャー
  • 1学年の人数の多さ
  • 教科ごとに担当の先生が変わる
  • 「最高学年」だった小学6年生が「最低学年」である中学1年生になり、部活動などでの上下関係が求められる

などが挙げられています。

これに、実際に個別指導塾に通われている中学生の実際の声を重ねてみると、とくに勉強に関しての彼らの悩みがより詳しく、具体的に浮かび上がってきます。もちろん地域ごとに差がある内容ですが、これから中学生になるお子様をお持ちの保護者の方も、通われる予定の中学校の様子をイメージしながら、ぜひ参考になさってみてください。

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小学校と中学校の3つの違い

では、小学校から中学校に上がるにあたり、子供たちはどのような点に戸惑いを感じるのでしょうか?

宿題が「ない」!!

意外なことに、こどもたちは「宿題のなさ」つまり「勉強内容の具体的な指示のなさ」に驚くことしきりです。小学校の頃は、ほぼ毎日、漢字ドリルや計算ドリル、問題プリントが宿題として出されていました。そして、ほとんどが「翌日提出」。勉強のスケジュールを自分で立てる必要もなく、言われたことを一生懸命にこなしているだけでOKでした。

それが突然、「では今日の授業の内容は自分で復習しておいてくださいね」と言われて「自分でやれといったってどうやったらいいの?」と途方にくれてしまうのです。

もちろん、本当にやるものが「ない」わけではありません。我々塾講師やおうちの方からみれば、「やれ」と言われたことはなくても「自分でできること」は山ほどあります。

「自分でできること」の例
  • 教科書を読み直す
  • 学校でやった問題をもう一度自分で解き直してみる
  • 副教材のワークを自分で解いてみる
  • 英単語や理科・社会の用語をノートに書きながら覚えるなど・・・

ですが、中学1年生になりたての生徒たちはいわば「小学7年生」みたいなものです。指示されていない勉強はやりたがりません。いきなり誰のサポートもなく「自分でこうやって勉強しよう!」とひらめいてやり始めるには、まだまだトレーニングが必要です。

また、通学の重たい鞄による負担軽減のため、置き勉(教科書や資料集などを教室に置いて帰る)を奨励している学校もあるようです。それではなおさら、家でどんな勉強したらいいのか、困ってしまうのもうなずけます。

テスト前に出された提出課題が終わらない!

放課後の教室

普段、学校からの明確な宿題の指示が少なくても、定期テスト前となると話は別です。
「宿題ないもん!」と言えたころの強気はどこへやら。「多い!」「終わらない!」「解けない!」と焦る彼らの表情は、何年塾講師をしていてもハラハラさせられます。
もちろんおうちの方は、もっとご心配ですよね。

とくに記述式問題や応用問題にさじを投げる生徒さんが目立ちます
彼らの言い分は「だって学校でこんなの習ってないもん」「自分のクラスの担当の先生は教えてくれずに飛ばしてすすめていた」というもので、たしかにそれ自体は仕方のないことなのかもしれません。

でも、解く際にほんの少し「考えてみる」時間を持つだけで「なーんだ、それならできる!」と一気にテンションを上げる人、とても多いんです。

ね、勉強って楽しいでしょ?(笑)

つまり、「多い!」「終わらない!」ことにパニックになって、何よりも勉強する上で大切な「考える時間」を惜しむようになってしまっているのです。

この状態ではなかなか点数が上がりませんよね。

理科と社会と国語?!

理科、社会、国語。この3科目、英語・数学と並んで大切な科目なのですが、中学生にはなかなか意識されません。点数もその科目や単元の好き嫌いに左右されがちともいえます。

この科目は、学校の宿題としてもあまり出されないため、「急に」「大量に」指示されるテスト前の提出物にびっくりすることもしばしば。

これらはまるでオバケのようにひっそりと忍び寄ってきます。小学生のときは特に苦手でもなかったのに、気づいたら取り返しのつかないくらい苦手になっていたというパターンにはまりがちです。

「気づいたら」とは、定期テスト前だけでなく、夏休みや冬休みといった長期休み中の宿題に取り組むときです。(ちなみに長期休み明けには、課題テストや実力テストがあります。宿題をただ「終わらせるだけでいいや」と思っていてはいけません)

「あれ、これってなんだったかな?忘れたなぁ・・・。」

あれ、これってなんだったかな?忘れたなぁ・・・。

いやいや、テストの前の日に一気に覚えても間に合うはず

せっかくの長期休みだったのに、
宿題そのものは何とか早めに仕上げていたのに、
そのあとの復習を計画に入れていなかったために、こんな悲劇を繰り返すこともちらほら・・・。

ということで、中学生の宿題を正しくとらえることは、そのまま「勉強」ひいては「充実した中学校生活」にもつながる大切なポイントになります。

ご家庭での“中学生の宿題見守りポイント”は次の3つ!中学1年生に限らず、2・3年生でも役立つ内容です。

中学生の宿題見守りポイント

もちろん市販の問題集でもいいのですが、やはり塾にご相談いただくことをお勧めします。
プロの目で、お子様の普段のご様子や目標に合わせた教材と使い方をアドバイスできます。

宿題が出たらラッキー!?

学校からの宿題は「出してもらえてラッキー」ととらえ、前向きに取り組みましょう。もし出されなかった日も「その日に習った科目を家でも取り組む」と決めれば、大まかな学習計画として成り立ちます。

自分の問題集セットを用意しよう

各学年必ず、学校行事が続いて進度がゆっくりめの時期があります。そのような時期に備え、特に普段、宿題があまりない学校に通っている方は、「自分で解き進めるための問題集」を5科目セットで購入しておき、「勉強しよう!」とやる気になったときにはいつでも勉強の道具が揃っているよう準備しておくことをおすすめします。

宿題は4ステップが大事!

宿題の4ステップ
  1. 解く
  2. 答え合わせ
  3. 間違った問題の解き直し&分からなかった問題を質問して解決する
  4. 自分でできるようになったか、もういちど解いて確認する

お子様が宿題に手をつけたがらずにはかどっていなかったり、分からない問題に悩んでおられるときには、塾にご相談いただくのも解決の近道です。4ステップをふまえた学習スケジュールの立て方もアドバイスさせていただきます。

小学生のうちに準備をしておこう

お子さまがまだ小学生高学年なのであれば、中学生になる前に準備ができるかもしれません。

中学生になると、学習内容の難易度が上がるだけでなく、自分で学習計画を立て、宿題を管理する能力が求められます。しかし、この大きな変化には準備が必要です。そのために、小学校高学年の段階から、徐々に自主学習のスキルを身につけることが重要です。

親御さんは、子どもが自分の勉強を計画し、進める方法を学べるようサポートしましょう。例えば、一緒に週間の学習計画を立てる練習をしたり、小さな目標を設定して達成感を味わう機会を作ることが役立ちます。また、効果的なメモの取り方や、時間管理のテクニックを教えることも、中学生活へのスムーズな移行につながります。

このような準備を行うことで、子どもは中学校に進学した際の「中1の壁」を乗り越えやすくなり、学習に対する自信をつけることができるでしょう。

中学生には中学生の「初心」がある

微笑む女子中学生

世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉があります。よく「物事を頑張ろうと思ったときのあの思いを忘れずに取り組む」と解釈されがちですが、「実際には初心とは、その人が置かれたときのステージそのものを指すのだ」とおっしゃる人もいます。

例えば、子どもには子どもの「初心」が、大人には大人の「初心」がある。その時々に気づいたことこそが「初心」であり、謙虚な気持ちで取り組むのが肝要だということなのだそうです。

中学生には中学生の「初心」があります。小学生の頃は・・・とつい言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、中学生には中学生としてふさわしい勉強のしかた、取り組み方があるのだと知り、前向きに楽しんで勉強を続けましょう。

われわれ塾講師も、中学生の皆さんと同じ「壁」にぶつかり、宿題オバケと格闘して成長しました。ですから、皆さんの気持ちや「勉強ができるようになりたい」と願う気持ち、とってもよくわかります。一緒に「いまの自分に本当に必要な勉強とそのやり方」を見つけ、乗り越えていきましょう!

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この記事を書いた先生
吉川真梨
個人別指導塾ブレーン 伊丹西野校 副校長 吉川真梨 記事一覧

2012年から個人別指導塾ブレーン伊丹西野校にて指導。お子様それぞれの個性をしっかり把握し、「お子様の勉強における強み」を活かしつつ、実力UPの方法をアドバイスさせていただいています。

また、保護者の方からの、お子様の家庭学習についてのご相談もいつでも受け付けています。日本語教育能力検定に合格(2011年)し、日本語学校での外国人留学生に対する日本語指導、大学・大学院進学指導の経験も。
趣味は茶道、能楽、名探偵コナン。

【担当科目】国語・英語・小論文・面接指導など
【担当学年】年長〜高校生、大学受験生(国公立大、私立大ともに一般入試、AO入試、各種推薦入試合格指導)