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勉強しているのに成績が上がらない…原因とオススメの復習方法を徹底解説!

2019年6月13日小学生,中学生,予習・復習テスト直し,親のサポート,復習方法

「うちの子は努力しているのに、なかなかテストや模試で点が取れない・・・。」「もしかしたら、うちの子は勉強が苦手なのかな・・・。」そんなお悩みをお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。勉強しているのに成績が上がらない本当の理由とは?現役塾講師が、テストの解き直しや復習で見逃されることの多いポイントをお伝えします。

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勉強をしても成績が上がらないのはなぜ!?

勉強をしても成績が伸びないのは、頭が悪いからではありません。
勉強のやり方が上手くないからです。

実際に私が指導してきた生徒の中にも、努力しているにも関わらず結果がついてこない生徒がたくさん居ました。
「この子は頑張ってもダメなんです」「僕は頭が悪いんでどれだけ勉強しても無理なんです」と言って諦めていた人もいました。

しかし現状の勉強の仕方や姿勢をしっかりヒアリングした上で、正しくて効率的な勉強方法に導いてあげることで驚くほど成績を伸ばす生徒を何人も見てきました。

生徒によっていろんなケースがあるのですが、特に陥りやすい典型的なパターンをご紹介します。

勉強しても成績の伸びない生徒に共通する特徴は以下の二つです。
「勉強した気になっている」
「受動的な勉強になっている」

この二つを
「少しずつでいいので、確実に理解する勉強をする」
「能動的な勉強をする」
に変えてあげることで、驚くほど学習効率が良くなります。

こんな行動は要注意!「勉強した気になっている」子によく見られる共通点

勉強した気になっている子供の特徴は以下です。お子さまに一つでも当てはまっていたら黄色信号です。

・「○時間も勉強した!」と言う
勉強した中身よりも勉強した時間を気にしている
・「○ページもやった!」と言う
新しく何を覚えたかではなく、何を終わらせたかを気にしている
・解いた問題の答え合わせをしていない(そもそも合っているかどうかを気にしていない)
・答え合わせをした後に、間違えた問題を確認して解き直しや覚え直しをしていない
・学校の定期テストのテスト勉強でまとめノートを作るときに必要以上に手間のかかるまとめを作っている(教科書の丸写しや、3色以上色を使っている場合は特に要注意)

お子さまがこのような勉強をしていたり、口にしていたりする場合は、もしかしたら勉強した気になっているだけかもしれません。

ではこのような特徴に当てはまっている場合、どのような勉強をさせれば成績が伸びるのでしょうか?

ただ解くだけではNG!「本当に理解して勉強する」とは?

どうすれば学力が上がるのか。答えはすごくシンプルです。

「昨日できなかったことを今日できるようにする。」

これだけです。
なんだ、そんな当たり前のことかと思われるかもしれません。
しかし、その当たり前のことができていない子どもが本当に多いのです。

たとえば、中学生が学校の定期テストに向けてテスト勉強をするとします。
テスト範囲の問題集を30ページ解いたとします。自分で答えあわせをして、8割くらい合っていたとします。多くの子どもはここで「30ページ終わらせた」とか「4時間も頑張った」と言って勉強が終わってしまうんですね。

2割の間違っていた問題については答えを赤ペンで丸写しして終わることが多いです。
8割の正解した問題についてはもともと分かっていたので、この4時間で新しく得た知識はほとんどありません。

大切なのは2割の解けなかった問題

この解けなかった問題のうち1問でも解けるようになって、初めて知識が増えた、学力が上がった、と言えるわけです。

ただ勉強したつもりになっただけではだめなのです。いきなり全てを理解するのは難しくても、ひとつずつ、少しずつでいいから確実に解けるように、できるようにしていくことが大切です。
「これが分からなかったけど、これが解けるようになった」とお子さまが自覚しながら勉強することが重要です。それはお子さまの自信にも繋がっていくからです。

「勉強が終わったー!つかれたー!」
と言っているお子さまを見かけたら、「おつかれさま。今の勉強で何ができるようになった?」と聞いてみてください。
「んー、とりあえず数学をがんばった。疲れた。」としか返ってこないようではダメなのです。

きちんと正しい勉強ができている子であれば、「数学の方程式の文章題で割合問題の式を立てることが難しかったんだけど、かなりできるようになって自信がついたよ。」のように具体的に何を勉強して何ができるようになったか分かっているはずです。
この状態を目指していかなくてはならないのです。

では、「昨日できなかったことを今日できるようにする」ためにはどうすれば良いのでしょうか?

本当に理解するためのオススメの復習方法

勉強した気になるのではなく確実に知識が増える勉強をするために、具体的にどのようにすれば良いのか説明します。

凄く簡単に言えば、「間違えた問題」を「次は確実に解けるようにする」だけなのですが、これがなかなか難しいです。
とにかく、「間違えた問題」をそのままにしないことが大切です。

① 答えを見て解き方が分かったのであれば答えを写す前に自分でもう一度解いてみる
② 答えを見ても分からないのであれば質問に行く
③ 質問して分かったのであればもう一度自分で解いてみる
④ そのような問題をチェックしておいて、1週間後にもう一度解いて確認する

それぞれ詳しく説明していきます。

①自分でもう一度解く

多くのお子さまは問題を解いて答え合わせで間違っていたとき、答えを見て「分かった気になって」答えを写してしまいます。
ここで脳により負荷をかけるために、答えを写すのではなく答えを見た後、答えを隠してもう一度自分で解けるかやってみると記憶に残りやすいです。

②質問に行く

答えを見ても理解できない場合は、きちんと質問して疑問を解消できるかが非常に重要です。塾の先生や、学校の先生、親などに質問します。
保護者の方が質問を受ける際に気をつけてもらいたいことが二つあります。
ひとつは答えを見ずに聞いてきていないかということ。自分で確認できるところまではきちんと調べさせるようにしなければいけません。
もうひとつはどこまで分かっていて、どこが分からないのか自分で説明させてから教えてあげること。最初から全て解いてあげるのではなく、お子さまが詰まっているギリギリのところのヒントを出してお子さま自身で解くよう促せるとベストです。

③質問後にもう一度解く

質問した直後、お子さまは「分かった気になっている」状態です。今教えた内容を自分自身で完璧に再現して解くことができるのかまで確認しないと、結局後で同じ問題が出てきたときに「やったことあるんだけど解けない」という状況になってしまいます。
私は生徒が質問に来て教えたときは、メモを全て消して「では目の前で自分で1から解いてみなさい」といって必ずもう一度解かせるようにしています。

④間違えた問題、質問した問題を日を置いて解き直す

間違えた問題、質問した問題にチェックを入れておいて、1日後、3日後、1週間後にできるだけ何度も解いて完全に身につけることが大切です。
人間は忘れる生き物です。一度教えてもらったからといってすぐに全て完全にできるようになるわけではありません。しかも間違えた問題や質問した問題は自分の弱点な訳ですから尚更簡単には身につきません。
自転車やスポーツの練習のように何度も何度も繰り返して練習することで、確実に身についていきます。

解き直しで気をつけるポイント

上記のやり方を理解しても、実際にやってみると困ってしまうポイントがいくつかあります。その内容と、解決方法についてまとめます。

解き直すのを忘れてしまう

一週間後に解き直せばいいと分かっていても、いざ実際にやろうとすると忘れてしまったり忙しくて時間が取れなかったりすることがあります。
こういう時は解き直しまでルール化して解き直すのを当たり前の状況を作っていくことが必要です。例えば毎週授業がある塾の宿題であれば、授業後何曜日に一回解いて、何曜日に解き直しするのかを決めておく。テスト勉強であればテストの何日前までに一通り解き終えて、何日前から解き直しに充てるか決めておく、などが有効です。

解き直した時に解けない

一度解いて分かったはずなのに、数日後に解き直したら解けない。これは普通のことです。私の経験上、解けなかった問題や質問した問題の半分は、一週間後には解けなくなっています。「なんでこないだ出来たのに解けないの!」のような対応は論外です。

その時の対応は1回目に解いたときと同様に答えを見て思い出し、その後もう一度解くだけ。解き直しの時に解けなかった問題はまた忘れてしまう可能性が高いので、別の色でマークしておき必ず後でもう一度3回目の解き直しをするようにします。

まとめ

「復習しなさい」「解き直しをしなさい」「何度も繰り返しやりなさい」
子どもたちは小学生の頃からずっと、同じようなことを先生や親から言われ続けてきました。

しかし私の経験上、ほとんどの生徒が確実に理解するまで解き直しをしていません。

解きなおしや復習は、頭ではやったら良いと分かっていても、毎回確実にそれができている子どもは本当に少ないのです。

子どもはスポーツの練習をする時、同じことを何度も何度も繰り返して練習します。
野球なら素振り、サッカーならシュート練習、バスケットボールならドリブル練習。
「一度いいシュートができたから、もう俺はシュート練習はしなくていいや」なんて言う子はいないのです。
ですが、これが勉強になると「この問題は一度解けたからもういいや」になってしまうのです。なぜスポーツのように努力を惜しまず何度も繰り返し練習しないのか。それで上手くなるはずがありません。

勉強に近道はありません。
ただ確実に、ひとつずつ出来ることを増やしていくだけです。
ですが、近道はなくても、確実に前に進んでいく道と、迂回して遠回りしてしまう道が勉強にもあります。

この記事を読んで、お子様の勉強方法を見直すきっかけになれば嬉しいです。

しかし実は学力を上げるためには「正しい勉強方法」だけでは100%の結果は生みません。
ここに「能動的な勉強姿勢」が加わると、より効率的で結果の出る勉強が行え、文字通り「人が変わったように」結果を出せるお子さまに生まれ変わることができます。

次回は「能動的な勉強をする」ことの重要性についてお話しします。

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この記事を書いた先生
マナブレイン 編集部
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